<国内男子ゴルフ>キムはホールインワン、石川はイーグル締めでも勝てず。2人の賞金レースは終戦

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【ここで脱落】

■国内男子ゴルフ/賞金レースとシード権争い「カシオワールドオープン」(11月28日〜12月1日、高知県安芸郡芸西村・kochi黒潮カントリークラブ)」1日・最終日

最終日は奇しくも逆転の賞金王を狙う3人が、同組になった。賞金2位のノリス(=写真中央)と3位のチャン・キム、そして5位の石川遼。次週にチャンスを残したノリスをのぞいて、キムと石川は、今大会での優勝がまず絶対条件だった。

キム(=写真右)は14番のパー3で、なんとホールインワンを達成。ドライビングディスタンスでは1位(平均302.88ヤード)に輝くなど、副賞を稼いだが通算15アンダーの5位タイで、勝利には届かず。

賞金王の可能性は消えたがケガに泣かされ丸1年、休んだ昨年から、華々しく復活。今年は10月に、5年シードの日本オープンで、ツアー通算4勝目も達成した。
「賞金ランキングでこの位置に来られてしかも最終戦にも出られることを嬉しく思う」(キム)。

石川も、最終日にノリスとキムと共に今季3勝目を追ったが、通算13アンダーの10位タイ。

最終18番パー5では、残り238ヤードの2打目を3Iで、ピン奥2メートルに乗っけてイーグルで締め。
13年から主催のカシオ計算機と所属契約を結ぶホスト試合で、今季6度目のトップ10入りを果たしたが、賞金レースは終戦。

8月のセガサミーカップで自身初の連勝を飾り、一度は賞金1位に座ったが、10月のブリヂストンオープンで今平周吾に奪われたまま、奪還のチャンスはめぐって来なかった。

09年に次ぐ2度目の戴冠は、ならなかったが前週から1ランクアップの賞金4位で迎える次戦は昨年、プレーオフに敗れたシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」。

今週は2日目に風邪の症状を発症し、最終日もまだかすれ声のままだったが、「ゴルフの調子は、この試合が始まる前より良くなっている。来週も楽しみ」。
昨年のリベンジもかかる次週は体調もすっきり回復させて、選手会長2年目をさわやかに締めくくる。
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