小学生以来です

<国内男子ゴルフ>石川遼が小学生以来の決断。1Wを抜いて13本でプレー

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)

■国内男子ゴルフ/「平和・PGMチャンピオンシップ」(11月7日〜10日、沖縄県国頭郡恩納村・PGMゴルフリゾート沖縄)」8日・2日目

石川遼が、2日目のキャディバッグから1Wを抜いてスタート。「代わりに入れたいクラブもなかった」と、13本でプレー。
「今日は練習場でもドライバーを打たなかった。打ちたくなくなりますよね、あれだけ曲げれば」。
それでも、あればあったで打ちたくなるのが性(さが)。
「打ちたい欲はある」。
今週は、ドライビングディスタンスの計測もある。
該当ホールの18番なら、なおさらだ。
「でも打たされるのと、自分が打ちたくなるのとでは全然違う。構えて不安になって、合わせてしまったりすると意味がない。そこが解決できなかったら、今日は入れないで行こうと昨日から考えていました」と、スタート前の練習場で決断。

代名詞ともいえるドライバーを、バッグに入れずに戦ったのも、13本でプレーしたのも小学生以来。
「自分の中で、何かつかめるまでは、打たないほうがいい」。
あえて完全封印する荒療治の策に出た。

2週前の「ZOZOチャンピオンシップ」から始まったという1Wへの不信感。
さらに先週の世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンシップ」と米2戦でそれはさらに深まり、いよいよ今週は、海添いの難コースで「どこへ飛んでいくかわからない」。
初日のフェアウェイキープ率は50%にとどまった。

「今日もドライバーを入れて打ちに行ってたら、メンタル的にやられて、アイアンもおかしくなって、来週に影響していたと思う」。

この日はダブルボギーを2つ打つなど通算5オーバーで今季初、大会は3年連続の予選落ちを喫したが、その分4バーディ、1ボギーの「72」と1日全体では1オーバーにとどめて、フェアウェイキープ率も71.43%まで回復。
「ドライバーを入れていたら、7オーバーとか8オーバーとか打って、同じ予選落ちでも違う終わり方だったと思います」と現状を受け止め、懸命に前を向いた。

「打つことが楽しくならなきゃいけない。そういったメンタルで、打てて始めてゴルフになると思うので。いったん、距離を置いていいタイミングで打てるクラブだけで自分のゴルフを組み立てていこう、と」。
次週以降も、ドライバーを抜く選択を示唆。

「振り切れていないから曲がる。そこに不安があるわけで、ボールに合わせているうちは、キャディバッグに入れることはないかな。自分で何かつかむまでは、長期的にやっていこうと思います」と、今季初の予選落ちでも、プレー後はまたまっすぐ練習場へ。
エメラルド色の海に向かって厳しい顔で、長く打ち込む姿があった。

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