■男子ゴルフ/米PGAツアーがついに初上陸「ZOZOチャンピオンシップ（10月24日〜27日、千葉県・習志野カントリークラブ）」事前情報

いよいよ、日本初上陸の米ツアーを控えて、「ワクワク感はあるんですけどなんせ調子が悪すぎて…不安です」と、浅地洋佑。
先週の日本オープンは、それに加えて難コースだった。
「調子が悪いだけで、あのスコアではないと思うんですけど、先月からショットが良くなくて、それが長引いてます」。
大雨の中断で、第2ラウンドを2日かけても通算15オーバーで予選落ちを喫した土曜日は、福岡・古賀で懸命の居残り練習。
翌週に向けて、復調の兆しを懸命に探した。

今季は、初優勝を飾った5月の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」に続いて「ANAオープン」でさっそく2勝目を飾り、賞金ランク上位の資格でこの日本初開催の米ツアーの出場権利を得た。

7月の「全英オープン」ではメジャー初出場も果たし、決勝ラウンドに進出。4日間を戦い抜いた。
小学時代にタイガー・ウッズの全盛期を見て、プロゴルファーを目指した。
「これを入れなきゃ負けるというところですごいのを寄せたり、入れてくる。そういうスター性は、今も憧れ」。
再び、同じ舞台に立てることになった。
「しかも日本で、ウッズがわざわざ来てくれて、そこに自分も立てることが凄く嬉しい！」。
歴史的瞬間に、万全の調整で臨むとプロ8年目の26歳も、急ピッチで調整を重ねている。

期間中はぜひ、世界のトッププロとの”競演”を、と仲間と計画中だ。
主催者推薦での出場を決めている香妻陣一朗は今年、ユーチューブにゴルフチャンネルを開設。
登録者数が16000人を超えた人気動画に、浅地もときどき”友情出演”。
「ブリヂストンオープン」の練習ラウンド時に偶然、達成したホールインワンの瞬間は、たちまち話題になった。
今週はまた香妻と練習ラウンドを共にし、できれば海外の選手も交えて、楽しい動画が撮影できればと期待している。

「初のホーム開催で、ファンのみなさんに見て頂きたいのは僕ら日本の若手の”地の利”を生かしたゴルフ。日本のコースの特徴は絶対に僕らのほうが知っている。米ツアーの選手には技術でまだ劣っても、そういうのを活かした攻めなど見ていただきたい」。
ホームでの歴史的瞬間を、最終日の動画に載せられたらなお感激だ。