アマチュアV 古江彩佳が史上7人目の快挙達成

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 LPGAツアー第33戦『富士通レディース 2019』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会最終日が10月20日、千葉県千葉市・東急セブンハンドレッドクラブ(6,675ヤード/パー72)で行われ、古江彩佳が史上7人目のアマチュア優勝を飾った。首位から1打差の2位スタート。6バーディー、1ボギーの67をマークした。2打差の2位タイは稲見萌寧、三ヶ島かな。
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 百花繚乱。また1人、LPGAへシンデレラが現れた。19歳、古江彩佳がLPGAツアー史上7人目のアマチュア優勝。「緊張せず、集中できた。プラチナ世代で1番になれました。すごくうれしいです」と胸を張った。

勝利を手繰り寄せたのは、プロをも圧倒した攻めのスタイル。7番で首位の三ヶ島かなをとらえた。それでも冷静沈着。スキを見せない。「これで良し、という感覚はまったくない。まだ残りホールがある。もっと、もっと…」。自身の課題は、これまでのV争いで経験した後半のスコアだ。

 「13、14番でバーディーがとれた。何か、今までとは違う感じが…。でも、最後まで攻める気持ちでプレーできたと思います」という。もちろん、2位へ3打差で迎えた18番も果敢に攻める。残り172ヤードの第2打を、「アゲンストの風を強く感じた。だから、4Uで185ヤード打てばいい。それにしても、まさか(グリーンを)超えるとは…。ボギーなしで終わりたかったけど、逃げるわけにはいきません」。3日間、唯一のボギーの舞台裏を語っている。

 今大会の快挙で明るい未来が広がった。最終プロテストは免除。LPGAツアー会員への道が開いた。「賞金女王になることが、小さな頃からの夢。不動(裕理)選手の6年連続賞金女王の凄い記録があります。私も記録を残したい―とずっと思ってきた」と力強く宣言。LPGAへ、入会申請手続きが完了すれば最短で、2週後の樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントでプロデビューする。

 宮里藍が、目標とする選手。「同じように、アマチュア優勝できたことは、本当にうれしい。私も、ジュニアゴルファーが憧れるプレーヤーになりたいです」。無限の可能性を秘め、飛びっきりの笑顔で答えた。(森谷 清)
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