【フットサル第13節/町田×立川・府中】41歳の大ベテラン・金山が躍動! シーソーゲームとなった東京ダービーを制する「素晴らしい試合をしてくれたことに感謝」(町田 ルイス・ベルナット監督)

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【軍記ひろし】

8月18日(日)にFリーグ2019/2020ディビジョン1 第13節のペスカドーラ町田vs立川・府中アスレティックFCの東京ダービーが町田市立総合体育館で行われ、町田は5-4で勝利した。

中断明け最初のホームゲームを迎えた町田は、ボールポゼッションこそ高いものの立ち上がりは立川・府中の守備の前にフィニッシュまで持ち込めない。すると一気に2失点して追いかける展開に。それでも11分には、日根野谷建のシュートのこぼれ球を室田祐希が押し込むと、14分には高い位置でボールを奪った菅谷知寿のシュートが決まって試合は振り出しに。しかし、追いついた直後に一瞬の隙からゴールを奪われて、1点ビハインドで試合を折り返した。

追いかける町田だが、後半は良い入りを見せて次々にチャンスを作っていく。すると26分、左サイドで囲まれた室田がヒールでパスを出すと、これを受けたクレパウジ・ヴィニシウスが蹴り込んで同点に。さらに28分にはカウンターから、この日300試合出場達成セレモニーを行った金山友紀が、得意のファー詰めから勝ち越しゴールを奪った。35分から立川・府中がパワープレーに出たことで、ディフェンスの時間が長くなる町田。すると36分に同点とされる。なおもパワープレーを続ける立川・府中に対して、町田は38分に金山のボール奪取から最後は森岡薫が決めきると、これが決勝点に。シーソーゲームとなった東京ダービーは町田が勝ち点3を獲得している。

相手チームも称える指揮官

ルイス・ベルナット監督(ペスカドーラ町田)

──試合を振り返って。


みなさんこんにちは。今日来てくれたサポーターの皆様に、ありがとうございますとお伝えしたいです。彼らの声援のおかげで、最後まで戦うことができました。うまくいかないときでもサポーターの大きな声援のお陰で、チームは勝ち点を取ることができました。この勝利で次に繋げることができますし、今後の力になります。

今回の試合はとても難しいものでした。選手が疲れているなかでも声援の力で、最後まで諦めない精神で挑むことができました。その声援に、選手たちが応えてくれて監督として嬉しく思います。また、素晴らしい設営、試合環境を整えてくれているみなさんにも感謝しています。良い試合ができるのもみなさんの協力のおかげです。

こういった環境のなか、選手たちは良いプレーできています。また、立川・府中のチームも、とても素晴らしい試合をしてくれて感謝しています。この競技においては勝ち負けがあります。ただ、こういう素晴らしい試合をしてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

──伊藤圭汰選手がメンバー外だった理由と、彼がいなかったから守備の時はクレパウジ・ヴィニシウス選手をフィクソで起用していたのか?

今週、圭汰とは話し合って、彼の今度のコンディションを上げてもらうために、考えてもらう時間を与えました。それが良いか悪いかわからないですが、次に向けて、監督として話をしました。彼はいなかったですが、他のチームメイトたちを信頼していますし、そのなかで戦術を組みました。このチームの選手たちは、一人一人が良いものを持っています。今日、みんなが良いプレーをできたことは良いことですし、ポジティブな面です。

常に、メンバーを決めるときは監督として悩みます。それだけ全員が良いものを持っているのです。そして、選ばれてピッチに立った選手たちは最後まで戦い抜いてくれます。全力を込めて戦っている彼らに、これからも期待したいです。また、結果は大事なもので、森谷や滝田、ヴィニシウスがフィクソとして全力で戦ってくれました。今日のようにチームとして、もっとよくしていきたいと思います。

──後半のタイムアウトのタイミングは7分残っていて1点リードの状況だったが、そこでの指示は?

後半に逆転して、相手のプレスが高い位置になったことでタイムアウトを取りました。前プレを受けると、ボールを展開することが難しくなりますし、高い位置でボールを奪われると苦しくなるので、そこを修正するためにタイムアウトを取りました。

薫を投入してピヴォの深い位置にボールを置く。相手のファーストディフェンスを下げさせることを狙いました。その時間に彼を投入して長いボールを送ることで、自分たちのボールを持つ時間を増やせます。逆に彼らのプレー時間を減りましたし、そこでパワープレーに移行してきました。

森岡薫(ペスカドーラ町田)

──試合を振り返って。


勝てて良かったです。ホームなので。監督が言ったように、この雰囲気は勝たなければいけないです。ここから徐々に勝ちを重ねていければ良いかなと思います。
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