ロッテ レアード オールスターの思い出

千葉ロッテマリーンズ
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【千葉ロッテマリーンズのブランドン・レアード内野手】

 千葉ロッテマリーンズのブランドン・レアードです。今年、日本で3度目のオールスターに出場しました。16年と17年は監督推薦でしたが今回はファン投票での選出。それがとても嬉しく、いい思い出となりました。ちなみにアメリカではメジャーだけではなくマイナーにもオールスターがあり、私はヤンキース傘下の2Aトレントン・サンダー時代に出場した経験があります。

 今回のオールスターは様々な見応えがあり、印象に残っていますが、大腸ガンを克服して1試合目と2試合目と2試合連続でホームランを打った阪神タイガースの原口文仁捕手の事が印象に残っています。凄いとしか言いようがありませんし尊敬をします。私たちパ・リーグの選手もあの瞬間、ベンチで思わず拍手をしていました。彼は今回のオールスターを絶対に忘れないと思いますし、私も病気を克服してこの舞台で活躍した彼のオールスターでの素晴らしい活躍を同じプロ野球選手として誇りに思いますし、忘れません。病気に打ち勝った彼こそスターです。

 このオールスターで私はもう一つ、ファンから選出されたことがありました。それはホームランダービーへの出場です。トーナメント制で私は東京ドームで1回戦を迎えました。対戦相手は巨人の坂本勇人内野手。投げる投手は誰でもいいと言われていたので私は今年、マリーンズに打撃投手として入団したばかりの若いスタッフを指名して来ていただきました。彼は千葉県出身で四国アイランドリーグの徳島のチームからマリーンズのスタッフとして今年から練習のお手伝いをしてくれています。周囲からはホームランダービーは大きな舞台だから、もっとベテランのスタッフを起用した方がよいのではという意見もありましたが、私は彼がこれまで一生懸命努力しているその姿を見ていたので、ぜひ今回のオールスターに連れて行ってあげようと決めました。彼が楽しんでくれて、東京ドームのマウンドで大観衆の前で投げることで良い経験をしたことを嬉しく思います。ホームランダービーは残念ながら一回戦で負けましたが、自分も初めての参戦楽しめたと思います。

 オールスターが終わって後半戦が始まりました。今シーズンが始まる前に30本を打ちたいと目標を設定していたので、それが可能な数字になってきているので後半戦も頑張りたいと思います(7月30日試合終了時点で29本塁打)。もし40本を達成できれば球団では86年にレジェンドである落合博満氏が50本塁打を打って以来との事。そうなると最高です。ただ、目指しているのはチームの勝利。一つでも多く勝ってリーグ優勝、そして日本一になれるよう頑張ります。日本の夏はむちゃ暑いですが、精いっぱい頑張ります。これからも熱い応援宜しくお願いします。

文 千葉ロッテマリーンズ内野手 ブランドン・レアード
構成 千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章
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