【サーフィン】湘南の鈴木仁が優勝!東京五輪の新種目が集結した『ムラサキ湘南オープン2019』

チーム・協会

【PHOTO: © WSL/Nishiguchi】

7月8日(月)〜15日(月・祝)の8日間にわたり、湘南・鵠沼で2020年東京五輪の注目競技サーフィン・スケートボード・BMXが集結する国内唯一のイベントとして『MURASAKI SHONAN OPEN 2019』が開催された。

サーフィン(ショートボード)部門は、ワールド・サーフ・リーグが主催するチャンピオンシップツアー(CT)の予選リーグQS1,500『Murasaki Shonan Open』を実施。鵠沼海浜公園スケートパークのすぐ西側の「松波地下道前」ポイントで開催された。

残念ながら今年は天候、波に恵まれなかったが、それも自然を相手とするサーフィンコンテストの宿命。
ディフェンディングチャンピオンの安室丈、小林桂、新井洋人などの強豪が次々と敗退する中、酒匂出身の18歳、鈴木仁がバックハンドでのバーディカルなアクションを武器にファイナルで他を圧倒。
後半に追い上げてきた和井田理央を抑えてQS初優勝を決めた!

鈴木仁インタビュー

「今日QSで初めての優勝。まだ信じられないです。自分にとって素晴らしい一週間でした。このイベントはもっと大きなQSイベントに参加するためのステップとして凄い集中していましたね。国外に出るためにはお金もポイントも必要。この優勝でランキングも上げることが出来ました。この一週間、サポートしてくれた人達、地元の人達に感謝します。この優勝は自分にとって本当に大きいです」
鈴木仁

鈴木仁 PHOTO: © WSL/Nishiguchi 【PHOTO: © WSL/Nishiguchi】

嬉しいQS初優勝! PHOTO: © WSL/Nishiguchi 【PHOTO: © WSL/Nishiguchi】

SFを土壇場で切り抜けた鈴木仁は、ファイナルで和井田理央、塚本勇太、石川拳大と対戦。
プライオリティを上手く使いながらバックハンドでスコアを重ね、トータル11.75で優勝した。
ヒート後半、それまで波を待ち過ぎてリズムにも乗れなかった感があった和井田理央が同じくバックハンドで追い上げてきたが、鈴木仁はプライオリティを利用して巧みにブロック。逆転のチャンスを与えなかった。

2位は和井田理央

2017年から本格的にQSをフォローするようになったインドネシアの和井田理央だが、ハイグレードのイベントで結果を残すことは出来ず、クオリファイにはまだ遠いポジションにいる。
それでも今年はバリ島でのCT『Corona Bali Protected』にワイルドカードとして出場するなど活躍の場を広げて自信をつけ、QSで今年初のファイナルをメイクした。

「日本は大好きだよ。特に今年はこのイベントに参加したかったんだ。ファイナルに向かうまでいくつかの良いスコアを出すことが出来たけど、それはコンディション的にラッキーもあったね。ファイナルで勝つことは出来なかったけど、2位でも嬉しいね。この勢いを次のイベントにも繋げたい」
和井田理央

和井田理央 PHOTO: © WSL/Nishiguchi 【PHOTO: © WSL/Nishiguchi】

QS1,500『Murasaki Shonan Open』結果

1位 鈴木仁
2位 和井田理央
3位 塚本勇太
4位 石川拳大

COVER PHOTO: © WSL/Nishiguchi
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