【売り子ペナントレース】近藤晃弘さん(コカ・コーラ)
【千葉ロッテマリーンズ】
2019年の開幕からホーム最終戦まで、ZOZOマリンスタジアムの売り子がドリンクの販売杯数を競う「売り子ペナントレース」が開催されている。優勝者には、ハワイアン航空の成田-ホノルル往復ペア航空券が贈呈される。球場を盛り上げる売り子たちの熱い仕事ぶりにも注目が集まる。
ペナントレースの優勝有力候補のひとりである近藤晃弘さんは、売り子24年目を迎えた大ベテランだ。コカ・コーラの赤いユニフォームがトレードマークで、コーラとウーロン茶とホットドッグを元気に販売する姿がおなじみとなっている。
ペナントレースの優勝有力候補のひとりである近藤晃弘さんは、売り子24年目を迎えた大ベテランだ。コカ・コーラの赤いユニフォームがトレードマークで、コーラとウーロン茶とホットドッグを元気に販売する姿がおなじみとなっている。
売り子として24年目のシーズンを迎えた近藤さん 【@C.L.M.】
毎年、オープン戦からほぼ全試合に出勤している。ナイターの日は16時頃に球場入りし、まずはユニフォームに着替える。定位置である3塁側210通路に移動し、釣銭ポーチの用意など販売スタイルを整え、朝礼をして、仕事が始まる。準備段階の欠かせない項目のひとつには、“スタンドチェック”と呼ばれるものもある。
「風の向きや強さを見ます。お札やストローや帽子が強風に飛ばされる可能性もあるので、帽子をきつめに締めたり、宣伝ポップの中に錘を入れたりすることもあります。あとは最初にどれぐらいお客様が入っているかを見て、それによって持ち出す杯数を決めています。今年はホームランラグーンやサブマリン・シートができたことで、入るタイミングや感覚が変わり、少し難しくなりましたね」
近藤さんは高校野球の試合で売り子デビューをした。そのときに感じた緊張感は、現在も失うことなく保っているという。長く続けている理由を「やっぱり好きになること。この仕事自体も、マリーンズも好きで、やっていくうちにもっと好きになっていきました」と話す。
今では顔なじみのファンに声をかけてもらうことも多い近藤さんだが、マリーンズとマリーンズファンが好きだからこそ、一貫して心掛けていることがある。
「観戦の邪魔をしないことです。あまり長話をして周りに迷惑をかけないようにして、しゃがむのがどうしても難しいときは、なるべく早く対応して次に行くようにしています」
24年のキャリアで、自身最多の1日の売り上げは350杯。「マリンで優勝の瞬間を見てみたい」と笑顔で夢を明かす近藤さんは、売り子ペナントレースの参加に踏み切った理由をこう語っている。
「自分の可能性に挑戦してみたいです。順位に関係なく自分にできることをするだけなので、自分自身も声を出して楽しんでいきたい。今までと変わらず、とにかく頑張ります」
長谷川美帆(千葉ロッテマリーンズ オフィシャルライター)
「風の向きや強さを見ます。お札やストローや帽子が強風に飛ばされる可能性もあるので、帽子をきつめに締めたり、宣伝ポップの中に錘を入れたりすることもあります。あとは最初にどれぐらいお客様が入っているかを見て、それによって持ち出す杯数を決めています。今年はホームランラグーンやサブマリン・シートができたことで、入るタイミングや感覚が変わり、少し難しくなりましたね」
近藤さんは高校野球の試合で売り子デビューをした。そのときに感じた緊張感は、現在も失うことなく保っているという。長く続けている理由を「やっぱり好きになること。この仕事自体も、マリーンズも好きで、やっていくうちにもっと好きになっていきました」と話す。
今では顔なじみのファンに声をかけてもらうことも多い近藤さんだが、マリーンズとマリーンズファンが好きだからこそ、一貫して心掛けていることがある。
「観戦の邪魔をしないことです。あまり長話をして周りに迷惑をかけないようにして、しゃがむのがどうしても難しいときは、なるべく早く対応して次に行くようにしています」
24年のキャリアで、自身最多の1日の売り上げは350杯。「マリンで優勝の瞬間を見てみたい」と笑顔で夢を明かす近藤さんは、売り子ペナントレースの参加に踏み切った理由をこう語っている。
「自分の可能性に挑戦してみたいです。順位に関係なく自分にできることをするだけなので、自分自身も声を出して楽しんでいきたい。今までと変わらず、とにかく頑張ります」
長谷川美帆(千葉ロッテマリーンズ オフィシャルライター)
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