新馬戦からクローバー賞(OP)を連勝すると、札幌2歳S(G3)でも3着に好走。前々走の東京スポーツ杯2歳S(G3)は行きたがって9着に敗れたが、朝日杯フューチュリティS(G1)ではインをロスなく運んで2着に入り、巻き返しに成功した。2ハロンの距離延長に対応することさえできれば、ここでも勝ち負けになっていい。

前走の百日草特別(500万下)を快勝。抜群の手応えで先頭に立ち、アッサリと後続を2馬身突き放してしまった。ハイレベルだった札幌2歳S(G3)で4着に入っており、ここでも力は上のはず。レースを使われることによって順調に力を付けているため、引き続き好勝負が期待できそうだ。

新馬戦を上がり最速の末脚で差し切ると、前走のホープフルS(OP)も制して2連勝。さほど強力なメンバーではなかったとはいえ、今回と同じ中山2000Mでの勝利には価値がある。重賞の今回は一気に相手強化されてくるが、軽く扱うには危険な一頭だろう。

過去10年、連対馬は2-1、4-2、2-3、1-4、1-5、3-1、1-12、2-1、1-3、2-8番人気の組み合わせで決まった(02年は東京開催で1着同着)。1〜3番人気が計15連対と人気に応えて、6番人気以下の伏兵馬は2頭と少ない。

馬連配当は3けた〜1000円台8回、6000円台1回、8000円台1回。万馬券が出るような波乱決着はなく、10回中8回は2000円未満で収まっている。

連対馬の前走は重賞組8頭、オープン特別組4頭、500万下組5頭、未勝利組3頭。オープン組が6割を占めるが、500万下組以下からも8頭が連対している。

路線別は4連対のホープフルS組がトップ。3連対で朝日杯フューチュリティS組、ラジオNIKKEI杯2歳Sが続いている。

連対馬20頭はすべて芝からの参戦で、距離は1400M組1頭、1600M組4頭、1800M組2頭、2000M組13頭。当レースと同じ2000Mからの臨戦馬が好走している。


◎……本命にマイネルロブストを推す。デビューから2連勝を飾り、札幌2歳S3着、朝日杯フューチュリティS2着。この組み合わせなら実績では抜けている。距離も1800Mまで克服済み。折り合えば末脚が炸裂する。

○……ベストディールは3戦2勝。4着に敗れた札幌2歳Sは、上位馬とのキャリアの差が出たともいえる。距離延長も折り合いがつくので心配はなく、放牧明けでもいきなり好勝負になる。

▲……前走のホープフルSでレッドシャンクスは後方に置かれたが、直線内の狭いところから伸びて4着。好位勢が上位を占める流れ中で、レース最速の上がりはオープンでも十分通用する。

△1……アドマイヤブルーは新馬、ホープフルSを連勝。初戦とは一変する速い流れに対応して鮮やかに差し切った。相手なりに走れて馬込みを気にしない勝負根性もある。

△2……前走のラジオNIKKEI杯2歳Sでブライトラインは5着。勝ち馬には離されたが、最内からいい脚を見せた。2000Mに勝ち星があり、中山競馬も経験済み。混戦になれば上位争いに浮上する。

△3……スノードンは前走の朝日杯フューチュリティSで12着。発馬で後手に回ったロスが最後まで響いた。その前の未勝利、萩Sの連勝が2000、1800M。距離延長は歓迎だ。