半兄がディープインパクトという良血馬。デビュー戦では終い2ハロン11秒1-11秒2の瞬発力勝負を華麗に差し切り、抜群の切れ味を見せつけた。今週の追い切りでは古馬を豪快に突き放し、仕上がりの良さをアピール。重賞でも即通用の器だろう。

人気に推された前走・東京スポーツ杯2歳S(G3)は追い込み届かず5着まで。休養明けでレコード決着はさすがに厳しかったが、それでも大崩れしなかったあたりは高い素質があってこそ。500キロを超す馬体をひと叩きし、状態は型通りに良化。改めて注目してみたい。

素質馬が揃った萩S(OP)を制して2連勝。好位のインからセンス良く抜け出し、後続の追撃を見事に封じた。脚質的に阪神の内回りコースは向くタイプ。有力視すべき一頭だ。

過去10年、連対馬は(4)(2)、(2)(1)、(2)(1)、(1)(3)、(4)(1)、(2)(1)、(1)(2)、(4)(2)、(4)(3)、(1)(5)番人気で決まった。1〜3番人気は7、6、2連対と人気に応えて、残る5頭も4、5番人気の4、1連対。伏兵馬が食い込む余地は少ない。

馬連配当は
3けた…………5回
1000円台…3回
2000円台…1回
3000円台…1回

ここ2年は3100円、2170円とチョイ荒れ配当となったが、8回は2000円未満。上位人気馬の活躍で順当に収まる傾向を見せている。

ただ、3連単配当は2720円、1万3110円、2370円、4万2180円、1万1050円、7040円、2万7670円、3万970円、8710円。5万円を上回る高配当はないものの、9回中5回で万馬券決着となっている。穴党には3連単買いをお勧めしたい。ちなみに、3着には3、9、2、6、7、7、5、2、2番人気が入線している。

連対馬のクラス別は重賞組7頭、オープン特別7頭、500万下組3頭、新馬組3頭。オープン組が14連対と格上の貫禄を見せているが、500万下以下からも6頭が連対。格はあまり気にしなくてもよさそうだ。

前走成績は1〜3着の15、2、1頭と、5、13着の各1頭。前哨戦で馬券圏をキープできなかった馬が巻き返すには、厳しいレースとなっている。

ステップは京都2歳S組が6連対と好調で、次いで札幌2歳S組が4連対、2連対で東京スポーツ杯2歳S組となっている。


1番人気に推された前走でサトノアラジンは2馬身半差の5着。スローの流れに自慢の末脚を封じられた。今回は休養明けをたたき2戦目。デビュー戦で馬なりのまま後続を3馬身半突き放したパフォーマンスの再現は十分ある。

馬単は(3)←→(2)、(3)←→(12)、(3)←→(10)、(3)←→(14)、(3)←→(11)。

3連単は(3)←→(2)から(12)(10)(14)(11)と、(3)←→(12)から(2)(10)(14)(11)への3着流し。