過去10年,連対馬は4??1,10??6,9??15,7??2,4??6,6??4,7??10,3??10,2??3,2??5番人気の順で決まった。1番人気の優勝はなく2着1回だけ。2,3番人気も各3,2連対で上位人気は不振だ。
馬連配当は3けた1回,2000円台??5000円台4回,万馬券5回。10回中半数の5回が万馬券決着で,01年には9,15番人気の組み合わせで12万馬券が飛び出している。
連対馬20頭のステップは京王杯スプリングC組が7連対(外国馬1頭を含める)と好相性を示し,チャンピオンズマイル(香港)とドバイデューティフリー(UAE)が2連対で続いている。
年齢別は3??8歳上馬がそれぞれ0,7,4,5,4,0連対。連対率は0,13,8,12,18,0%。3歳馬と8歳馬が連に絡んだことはなく,8歳のカンパニーとアルマダには気になるデータといえる。
牡馬は147頭が出走して18連対(12%),牝馬が29頭で2連対(同7%)。牝馬は苦戦している。
先週に続いて完全な良馬場は望めそうもない。瞬発力,切れ味を武器にした人気馬には厳しい戦いとなりそうだ。
◎…本命にローレルゲレイロを抜擢する。高松宮記念を快勝したことでスプリンターの印象が強いが,東京のマイルで東京新聞杯を勝ち,NHKマイルC2着と堂々の成績を残している。今の馬場は先行有利で,強烈な同型馬不在の今回は単騎逃げは確実。後続の仕掛けが遅れるようだと,あっといわせるシーンは十分ある。
○…ウオッカはドバイ帰りの前走ヴィクトリアマイルで圧倒的な1番人気に応えて楽勝した。東京コースではダービー,安田記念,天皇賞(秋)を制し,絶対的な強さを誇っている。7馬身ちぎった反動が心配だが,力どおりなら牝馬最多のG1レース6勝を達成できる。
▲…ディープスカイは今年初戦の大阪杯で2着。斤量59キロを背負って57キロのドリームジャーニーにクビ差先着されたが,正攻法の競馬で負けて強しの内容だった。東京ではNHKマイルC1着,ダービー1着,天皇賞(秋)3着,ジャパンC2着と,まだ3着を外していない。休養明けを一度使われてベストの状態で臨める。
△1…今春のスーパーホーネットは前哨戦のマイラーズCをきっちりと勝ち,絶好のスタートを切った。2年連続でマイルチャンピオンシップ2着馬で,毎日王冠でウオッカを負かした実績もある。いつG1に手が届いてもいい能力を秘めている。
△2…香港からの刺客・サイトウィナーは,前走でアジアマイルチャレンジ第3戦の香港チャンピオンズマイルを覇者。当レースを勝てば100万ドルのボーナスが獲得できる。高速決着だと厳しくなるが,道悪になると一気に浮上する。
△3…ファリダットは前走の京王杯スプリングCで3着。直線いったん先頭に立ったものの,ゴール前で後続に0秒1差だけ交わされた。内の4番枠から経済コースを回れば,差し込むチャンスもある。