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2007年10月21日(日)

11R
2007年10月21日(日)
京都
15:40発走

菊花賞 GI

芝・右・外 3000m 天気:
馬場:
サラ系3歳 オープン 牡・牝 (指定) 馬齢 本賞金:11200、4500、2800、1700、1120万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ヒラボクロイヤル
1 2 ウエイクアイランド
2 3 ブルーマーテル
2 4 ロックドゥカンブ
3 5 エーシンダードマン
3 6 コートユーフォリア
4 7 タスカータソルテ
4 8 マンハッタンスカイ
5 9 サンツェッペリン
5 10 アサクサキングス
6 11 フサイチホウオー
6 12 アルナスライン
7 13 ローズプレステージ
7 14 デュオトーン
7 15 ベイリングボーイ
8 16 ドリームジャーニー
8 17 ホクトスルタン
8 18 ヴィクトリー

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 16=12 16=4 16-10 16-18 12=4
綾恵 4=16 4=10 4-12 4-18 16=10
山田 16=17 16=4 16=18 17=4 17=18 4=18
たま 17=10 17=4 17=12 17=16 17=18

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はドリームジャーニー。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
前哨戦の神戸新聞杯(G2)では,同世代のライバルたちを外から一気に差し切り,一躍菊の有力馬に躍り出た当馬。朝日杯FS(G1)でも前走同様,後方待機から瞬く間に他馬をなで斬ったように,うまく折り合いが付いた時の末脚は,相手に関係なく一蹴できるほどの破壊力がある。近10年,菊花賞では430キロ未満での好走馬はおらず,当馬の小柄な馬体を懸念する声もあるが,これは父ステイゴールド譲りのもの。父には長距離レースの目黒記念(G2)を制した実績があり,母の父メジロマックイーンも名うてのステイヤーだったことを考慮すれば,3000Mをこなす下地は備えている。今回の鞍上も,先週1日で5勝を挙げてリーディングの定位置に戻った好調な武豊騎手。気性面に不安のある当馬をうまくリードして,稀に見る今年の混戦を見事に抜け出すとみる。

対抗はアルナスライン。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
2月以来の復帰戦だった京都大賞典(G2)では,初戦から見せ場タップリの3着に好走。骨折明けのハンデがありながら,古馬の骨のあるメンバーを相手に堂々と渡り合ったのだから,能力は非凡。春のクラシックには乗れなかったものの,休養前のすみれS(OP)では,強力馬のベッラレイアに快勝した実績があるように,当時から光る素質をうかがわせていた。前回のプラス10キロ増から見て取れるように,春と比較して馬体もたくましく成長。ただ,骨折のダメージを完全に払拭できたわけではなく,今回はローテーションも中1週。このような馬が菊花賞で好走した例が近年見当たらないことから,対抗評価までにとどめたい。

単穴はロックドゥカンブ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
デビュー以来,4戦4勝(重賞2勝)の素質馬。南半球産ということで成長面では不利な面はあるものの,前走のセントライト記念(G2)では,好位追走から力強く抜け出し,高い能力を改めて披露。休み明けだったこともあり,終いはゴールデンダリアに詰め寄られる場面もあったが,そこからもうひと伸びしたあたりは,勝負根性も本物だ。瞬発力という点では同世代の一線級に劣る印象があるものの,“無敗”という事実には一目置く必要がある。先行馬が残る展開になれば,マル外初の牡馬クラシックホース誕生の可能性までありそうだ。

抑えはアサクサキングス。穴はヴィクトリー。

今週のワンポイントアドバイス

逃げ切りV,ホクトスルタン


00年にトライアルの日程が大幅に変更され,開催時期も11月から10月に繰り上がった。
過去7回,1??3番人気は1,2,1連対とぱっとしない成績で,代わりに6番人気以下から半数の7頭が連対している。

馬連は
1000円台……2回
5000円台……1回
6000円台……1回
万 馬 券………3回

7回中3回が万馬券決着となる大荒れレース。穴党には見逃せない一戦となっている。

連対馬のクラス別は,重賞組12頭と1000万下組2頭。路線別は8連対の神戸新聞杯組と3連対のセントライト記念組で約8割を占めている。

勝利数は過去10年,1??4勝以上馬が8,50,44,15頭出走して,それぞれ0,6,7,1連対。実績のない1勝馬の不振は納得できるが,4勝以上馬の不調は気になるところ。今年はドリームジャーニー,フサイチホウオー,ロックドゥカンブの4勝馬3頭が該当する。

01年のマイネルデスポットは芝2400Mの鳴滝特別3着。04年のデルタブルースが芝2500Mの九十九里特別1着。条件特別からの臨戦馬2頭は11,8番人気で,力量はいまいちと評価されていたが,長距離経験の強みを生かして万馬券決着の片棒を担いでいる。

◎…ホクトスルタンは1000万下を勝ったばかりの前走,重賞初挑戦で0秒6差の4着。ハイペースの中,4コーナーで早め先頭に立って,最後までしぶとく粘った。2走前に条件戦とはいえ2600Mを押し切ったスタミナは魅力。04年の天皇賞(春)で横山典騎手が,イングランディーレでまんまと逃げ切ったシーンの再現が期待できる。

○…アサクサキングスは神戸新聞杯でドリームジャーニーの半馬身差の2着。ダービー2着の実力の高さを改めて証明して見せた。春はハナに立たないとモロさが出たが,ひと夏を越して大きく成長した。長くいい脚を使えるだけに距離延長も歓迎だ。

▲…南半球産で遅生まれのロックドゥカンブだが,ここままで4戦4勝。前走セントライト記念でも直線であっさりと抜け出す横綱相撲を見せた。派手さはないが相手なりに走る競馬。着差以上に余力を感じさせた。近年キャリア5戦の菊花賞馬は誕生していないが,勝ってもおかしくない素質を秘めている。

△1…ドリームジャーニーは今年から2ハロン距離延長の2400Mとなった神戸新聞杯を鮮やかに差し切った。小柄な馬体だが,みなぎる闘志を身に付け,長くいい脚を使える。ピッチ走法で3000Mは歓迎できないが,前走と同じ脚を淀の舞台で爆発できれば“菊の大輪”を奪取できる。

△2…秋初戦の神戸新聞杯でヴィクトリーは折り合いを欠くチグハグな競馬をしながら3着。皐月賞馬の底力を見せ付けた。行きたがる癖は相変わらずで,今回もスローの流れでかかる不安がある。レースで折り合えば大輪は手の届くところにある。

△3…前走の京都大賞典でアルナスラインは3着。古馬の一線級相手に7カ月ぶりで0秒3差は大健闘だ。春のクラシックは骨折で棒に振ったが,し烈なたたき合いの中で見事に復帰を果たした。550キロ台の大型馬でたたいた上積みは大きいはず。中1週の反動が出なければ上位争いに加われる。

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