前走の福島テレビOP(OP)は直線でいつもほどの伸びが見られなかったものの,初めてのオープン特別戦で3着を確保するあたりは地力の高さがあってこそ。今回は前々走のむらさき賞で勝利を収めている準オープンクラスでのレースとなるし,相手関係も手頃。ここは首位争い濃厚とみたい。

3走前の500万クラス平場戦,前々走の1000万クラス平場戦,前走の白河特別(1000万下)と,休み休みながらも現在3連勝中。今回は昇級戦で初のマイル戦と厳しい条件になるが,まだまだ底を見せていない当馬だけに,軽く扱うわけにはいかないだろう。さらに連勝を伸ばす可能性も十分にありそうだ。

このレースは過去に今回と同じ芝1600Mで行われたことがないため,「データ」分析は割愛しました。

◎…昇級後のここ2戦でウエスタンクィーンは3,4着の成績。いずれも後方から追い込んで0秒4差まで迫った。新潟外回り向きの脚質で,前走2キロ減のハンデ53キロは魅力。今度は差し切れるだろう。

○…カイシュウタキオンは2走前にむらさき賞(1600万下)を快勝。昇級戦の前走でも1馬身半差の3着と能力の高さを見せた。58キロの斤量が未知数で対抗としたが,自己条件に戻れば差はない。

▲…ダンディーズケアは休養を挟んで3連勝中。キャリア7戦で,ここまで4勝,3着3回と底を見せていない。昇級初戦,初のマイルでも上がり馬の勢いには警戒が必要だ。

△1…1年以上の長期休み明けでタイキラファエロは,7,12着。復調に手間取っているが,前走は格上のオープン戦で度外視していい。休養前に1600万下のマイルで2着を3馬身ちぎった。能力だけ走ればあっさりのシーンも。

△2…ガッテンワンは前走の福島テレビOPで4着。同斤量の3着カイシュウタキオンとは頭差だった。今回2キロ差となり評価を下げたが,新潟のマイルは4戦3勝。得意の舞台で大駆けがあっても驚けない。

△3…チョウサンは休養明けの前走,湘南Sで半馬身差の2着。良績は1800M以上に集中しているが,前走のマイルで控えて差す競馬で2着に健闘できたのは収穫だろう。今回も約2カ月と間隔は開いたが,連下にはマークしておきたい。