2021-22 NHK杯・女子SP

2021/11/12 16:10開始

坂本が首位発進 河辺が3アクセル決めて2位で続く

順位

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総括

【写真:坂本清】

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦となるNHK杯が12日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開幕した。12日に行われた女子シングルSPには坂本花織(シスメックス)、松生理乃(中京大中京高校)、河辺愛菜(木下アカデミー)らが出場した。

最終滑走で登場した坂本は、全ての要素をクリーンに滑り切り、76.56点で首位発進。河辺は冒頭のトリプルアクセルをきれいに着氷し、パーソナルベストとなる73.88で2位に続いた。最初に登場した松生は7位だった。スケートアメリカ2位のダリア・ウサチェワ(ロシア)は6分間練習中に負傷し、棄権となった。

テキスト速報

10:坂本花織

【写真:坂本清】

坂本花織の演技がスタート。
今大会のディフェンディングチャンピオン。今季は五輪テスト大会のアジアンオープンで2位、GP初戦のアメリカ大会で4位となっている。
冒頭の2アクセルは流れのある大きなジャンプで着氷し、続く単独の3ルッツもきれいに着氷。後半の3フリップ+3トウループのコンビネーションジャンプもスピードに乗ってきれいに降りた。中盤のステップも場内の大きな手拍子にのって伸びのあるスケーティングを見せ、すべての要素をクリーンに演じきった。フィニッシュ後は小さくガッツポーズ。

9:ユ・ヨン

ユ・ヨンの演技がスタート。
2020年のユースオリンピックで金メダル、同年の四大陸選手権では銀メダルを獲得。NHK杯は昨年に続いての出場で、今季は初戦のスケートアメリカで3位に入っている。
冒頭の3アクセルは転倒、続く3ルッツ+3トウループは高さも幅もあるきれいなジャンプで着氷。後半、単独の3フリップも落ち着いて決めた。中盤のステップでややバランスを崩しフィニッシュ後は表情を曇らせたが、冒頭のミスを立て直してスピード感のある演技を見せた。

8:アリサ・リュウ

アリサ・リュウの演技がスタート。
2019年に史上最年少の13歳で全米女王となり、2020年の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得。今季はGP第2戦のスケートカナダで5位に入っている。
冒頭の3アクセルは回転が足りず転倒、続く単独の3フリップはきれいに着氷。後半3ルッツ+3トウループのコンビネーションもきっちりと降りた。大技の3アクセルは決まらなかったが、難易度の高いプログラムを表情豊かに、はつらつと演じきった。

7:イム・ウンス

イム・ウンスの演技がスタート。
NHK杯は2019年大会以来3度目の出場。今季のGPは先週行われたイタリア大会に出場し8位。
3ルッツのコンビネーションは単独にしてまとめ、続く2アクセルはきっちりと着氷。後半の3フリップに2トウループをつけてコンビネーションをリカバリー。ウサチェワのアクシデントを受けての登場となり、予定通りの構成とはならなかったが大きなミスなく「ロクサーヌのタンゴ」を集中して演じきった。

6:ダリア・ウサチェワ

第2グループ1番滑走のダリア・ウサチェワは6分間練習中の負傷でバックヤードに戻り、そのまま演技ができず棄権。

5:アンバー・グレン

アンバー・グレンの演技がスタート。
今季のGPは初戦のスケートアメリカに出場し6位。NHK杯は初出場。
冒頭、3アクセルに挑戦したが回転が足りず両足着氷で両手をつく。続く3フリップ+3トウループは落ち着いて着氷。後半、単独の3ループも流れのあるきれいな着氷。冒頭の大技は決められなかったが初戦から構成を上げ、持ち前のダイナミックな演技を見せた。

4:ニコル・ショット

ニコル・ショットの演技がスタート。
今季は五輪テスト大会のアジアンオープンに出場し6位。NHK杯は初出場。
冒頭、トウループの3回転+3回転は流れのあるきれいな着氷。続く3フリップは前のめりとなり片手をつく。後半の2アクセルはきっちりと決めた。終盤は迫力のあるステップでタンゴのプログラムを力強く演じきった。

3:ウィ・ソヨン

ウィ・ソヨンの演技がスタート。
2020年の世界ジュニア選手権に出場し6位、NHK杯は初出場となる。
ターンからの2アクセルをきれいに着氷、続く3フリップは若干こらえたが着氷。3ルッツからのコンビネーションはセカンドジャンプの3トウループで勢いが足りず転倒。後半にコンビネーションを持ってくる構成でミスが出たが、中盤から終盤のステップは一歩一歩丁寧に見せた。フィニッシュ後はやや悔しそうな表情。

2:河辺愛菜

【写真:坂本清】

河辺愛菜の演技がスタート。
昨年のNHK杯では6位。今季はGPシリーズカナダ大会で9位に入り、今大会は負傷欠場の紀平梨花にかわって直前のエントリーとなった。
冒頭、3アクセルをきれいに着氷し、続く3ルッツ+3トウループも危なげなく着氷。後半、単独の3フリップもしっかりと降りた。スケートカナダではSPでミスが続いて出遅れたが、今回は大技の3アクセルをはじめ大きなミスなくダイナミックな演技を見せた。演技後は両手で力強いガッツポーズ。

1:松生理乃

【写真:坂本清】

松生理乃の演技がスタート。
昨シーズンの全日本ジュニア女王がシニアに本格参戦。昨年のNHK杯では初出場で3位に入っている。
3ルッツ+3トウループのコンビネーションをきれいに着氷。続く2アクセルも流れのあるきれいな着氷。後半、単独の3フリップも落ち着いて着氷した。場内の手拍子に乗って体を大きく使い、最後までのびのびと軽やかに演じきった。クリーンな演技でフィニッシュ後はほっとした表情も。

見どころ

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦となるNHK杯が12日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開幕する。12日にSPが行われる女子シングルには坂本花織(シスメックス)、松生理乃(中京大中京高校)、河辺愛菜(木下アカデミー)らが出場する。

出場を予定していた紀平梨花(トヨタ自動車)は右足首の回復が遅れているため、スケートカナダに続いて欠場となった。坂本、松生ら日本勢は、韓国のユ・ヨンらアジア勢が中心となったライバルたちにどんな滑りを見せられるか。

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