ファンが投票! スポナビ的新人王レース・中間発表

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 スポーツナビでユーザー投票を実施した「スポナビ的新人王レース・中間発表」。本家と異なり、各リーグ投手・野手の2部門に分けて投票が行われた。3万人を超えるプロ野球ファンが選んだ現時点の新人王は? 今回はパ・リーグ投手のランキングを発表します!

※ランキング上位と総評コラムはスポーツナビアプリでご覧いただけます

ランキング

順位 選手名 所属 得票率
1 宮城 大弥 オリックス 46.21%
2 早川 隆久 楽天 36.84%
3 伊藤 大海 日本ハム 10.33%
4 佐々木 朗希 ロッテ 2.39%
5 津森 宥紀 ソフトバンク 1.42%
6 鈴木 昭汰 ロッテ 1.27%
7 横山 陸人 ロッテ 0.34%
8 田浦 文丸 ソフトバンク 0.20%
8 上間 永遠 西武 0.20%
10 杉山 一樹 ソフトバンク 0.16%

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解説

高卒2年目となる今季、開幕から5連勝でブレイクしたオリックス・宮城大弥。抜群の安定感を誇り、6月9日の巨人戦では被安打1、奪三振13の快投を披露した【写真は共同】

 近年稀に見る新人・若手選手の当たり年となった今シーズンのプロ野球。スポーツナビ野球編集部はこのブームに便乗して(?)、【スポナビ的新人王】の中間投票を実施。本稿では【パ・リーグ投手部門】の結果をカウントダウン形式で紹介する。(以下、「」はファンから寄せられたコメント)

 5位(得票率1.42%)は大卒2年目のサイドスロー・津森宥紀(福岡ソフトバンク)。中継ぎとしてリーグ7位タイの27試合に登板し、防御率1.86。今やブルペンに欠かせない存在となっている。

「球史に残る珍記録、初打者満塁被弾の津森だが、入団前から自身も強みという強心臓ぶりを発揮している。ランナーを置いた場面はもちろん、満塁の場面で登板することが多く、満塁といえば“津森”というホークスファンも多い」。
とファンが言うように、ピンチを背負った状態での津森のピッチングに注目だ。

 4位(2.39%)は今季、ついに1軍初登板を果たした佐々木朗希(千葉ロッテ)。2試合目となる5月27日の阪神戦でプロ初勝利を挙げ、敵将・矢野燿大監督も「スケールの大きさを感じた」と褒め称えた。

「球が速すぎ」
「令和の怪物」
「今から、きます」
佐々木にはまるでキャッチコピーのような簡潔なコメントが多数寄せられた。なぜだろうか?

 3位(10.33%)のルーキー・伊藤大海(北海道日本ハム)は開幕から先発ローテを守り、最下位に沈む苦しいチームを支える。ここまで9試合に先発登板し、防御率3.07、奪三振率10.35を誇る。

「早川投手もすごいけど、伊藤投手は援護が少ない日本ハムというチームで、焦ることなく安定した投球をしているから」
「援護に恵まれないため勝率は低いけど、伊藤投手の投球は神がかっているし、なによりひたむきに努力しているのが見ていて伝わってくる」

と、チーム事情を汲んだコメントが散見された。

 36.84%で2位の早川隆久(東北楽天)は6月6日の広島戦で、2013年の則本昂大を超える球団新人初の6連勝を達成。新人らしからぬ老獪な投球術で、楽天強力投手陣の一角を担う。

「安定感抜群。涌井、田中で勝てなくても早川がいる!」
「ピンチでも堂々としたピッチング。早川くんが出る日は安心して観られる」

と、ファンも信頼を寄せている。勝ち星7はリーグトップで、13年の小川泰弘(東京ヤクルト)以来となる、新人での最多勝に輝くことはできるか。

 早川に得票率10%近い差をつけ、46.21%で1位になったのはオリックス・宮城大弥。高卒2年目となる今季、開幕から5連勝でブレイクを果たした。ここまで10試合に登板し、防御率は2.31でリーグ2位。セイバーメトリクス系の指標であるWHIPでリーグ1位の0.84をマークし、非常に優秀な投手とされる1.0を割り込んだ。

「なんといっても安定感がすごいです。19歳にして堂々たるピッチングを披露されると、楽天ファンでもあり、早川投手に投票したいが宮城投手の貫録に押されました」
「“パ・リーグに宮城あり”そのくらいの選手になった。高卒2年目でここまで抑えるサウスポーは見たことない。野球センスの塊なのであろう」

 と、オリックスファンだけでなく、プロ野球ファンから幅広く推す声が相次いだ宮城。6月8日に発表されたオールスターゲームの中間発表でも、パ・リーグの投手部門1位に。宮城旋風は続くか。

(文:前田恵、企画構成:スリーライト、成績はすべて6月11日終了時点)

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