WBO世界Sフライ級王座決定戦 井岡vs.パリクテ

6/19 21:00 千葉・幕張メッセ

井岡、日本人初の4階級制覇! 10RTKOで下す

ゲームスコア

[WBO同級2位]井岡一翔

TKO

[WBO同級1位]アストン・パリクテ

10R1:46
※井岡は日本人初の4階級制覇

記事

井岡(写真右)が日本人初の4階級制覇を達成した【写真は共同】

ラウンド詳細

  • 試合前

    パリクテは目を見開きやる気を感じさせる表情で、リングへ入る前には笑顔も見せる。

    続けて井岡は親交のあるAK-69が入場曲を歌う中フードをかぶり、表情をうかがわせずにリングへ向かう。

  • 1R

    体の大きさを感じさせるパリクテはジャブを伸ばし、前に出て行こうとする。井岡はガードをしっかり固め、右ボディストレート。

    だがリーチのあるパリクテはフック、アッパーと振るってきてヒヤリとさせる。井岡はジャブの連打から懐に入って左ボディ。

    パリクテも井岡がステップインしてくると、体を横にかわしながら右ストレート、右フックをカウンターで見舞う。

  • 2R

    ジャブを放ち懐に入ろうとする井岡だが、パリクテはバックステップも速く距離を詰めさせない。

    ウィービングで接近しようとする井岡にパリクテはフック、アッパーと当てる。

    パリクテは余裕を持って構え、リーチで勝る利点を生かし、ジャブ、ボディストレートと放ち、井岡を離れた位置にとどまらせる。

  • 3R

    パリクテは距離を開けて立ち、自分からは攻め出ない。井岡はそれに対しジャブ、右ストレートと放ち探っていくが、なかなか間合いを詰められず。

    ラウンド終盤、井岡は左ボディストレートから返しの左フックをヒット。パリクテはバッティングがあったとジェスチャーで主張する。

  • 4R

    前に出てきたパリクテは右アッパー、左フックと強振。さらにジャブも突いていく。

    ボディストレートも見せるパリクテだが、井岡はロープを背負ったところでボディフックを打ち込みながらサイドへ回る。

    井岡は横へ回る動きが出てきて左ボディフックを巧打。そしてパリクテが出てきたところへ右ストレートのカウンターできれいに捉える。

  • 5R

    リング中央からジャブを伸ばし前に出ようとするパリクテ。しかし井岡はジャブを返し、バックステップとサイドステップを使ってパリクテのパンチに空を切らせる。

    ラウンド中盤、井岡はジャブから左ボディ、右ストレートと連続ヒット。パリクテはパンチをかわされ当てさせてもらえず、前に出る圧力が減じてくる。

  • 6R

    井岡は横へ回る動きから前に出てジャブ、ボディ、顔へのストレートとパンチを回転させる。パリクテが出てきても右ストレートをカウンター。

    距離感がつかめてきたか、井岡は自身のジャブは当てるが、逆にスッと下がってパリクテのジャブは当てさせない。

  • 7R

    リング中央に立つパリクテの周りを井岡は回るようにステップしていくが、ここでパリクテが左フック、右ストレート、アッパーと強振。ブロックしている井岡だが防戦一方となり、マット上の水に足を滑らせる。

    強打を連発し振りの大きくなったパリクテに対し、その内側を抜くように井岡は右ストレートをヒット。パリクテはフルスイングが過ぎたか、疲れがにじみ出る。井岡はこれにボディフックを追撃する。

  • 8R

    井岡はジャブ、ボディストレートと当て好スタートを切る。

    前ラウンドの打ち疲れでスピードが落ちているパリクテのジャブ、ストレートをかわし、井岡は逆に右ショートストレート、ジャブ・右ストレートと当て翻弄(ほんろう)する。

    さらに井岡はパリクテのパンチを余裕を持った見切りでかわす。

  • 9R

    井岡は顔のガードをより堅固にし、序盤ほどパリクテのプレッシャーを感じずに距離を詰めていく。そして左ボディフックを振るい、そこからつなぐ左フックを顔に当てる。

    ボディを嫌がり構えが微妙に変化したパリクテを見て取り、井岡はストレート、アッパーとパンチを打ち分ける。

  • 10R

    リーチを生かしたジャブ、右ストレートを伸ばしてくるパリクテだが、井岡はこれがよく見えており、かわしていく。そして右ボディストレート、左ボディフックとヒットを重ねていく。

    井岡はカウンターの右ストレートを効かせ、これにパリクテがひるんで下がる。さらに連打をたたき込み、防戦一方でフラついたところをレフェリーが間に入り試合を止めた。

  • 井岡の試合後コメント

    「ありがとうございます! まず初めに感謝の言葉しかないです。復帰してから僕以上に期待してくださった人々にこの勝利を捧げたいです。このベルトを取るために全て懸けてきたので、日本の地で4階級制覇できて本当にうれしく思います。これからも僕が自分が思うように好きに、ボクシングをやっていって、結果で応えていきたいと思うので、応援よろしくお願いします。久しぶりの日本の試合でしたが、本当に背中を押してもらいました」

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