K-1 WORLD MAX 2025

2/9 11:30 国立代々木競技場第二体育館

プレリミナリーファイト

プレリミナリーファイト第1試合/-51kg契約/3分3R

判定

 1R、両者オーソドックスで向き合い、上背では劣る大久保だが、龍希のパンチをかいくぐって左フック、ストレート、カーフキックと当てる。だが龍希はこれにひるまず前に出て圧力を掛ける。大久保は龍希のパンチをブロックしてカーフキック。龍希はこれに足が流れる。

 2Rも龍希はワンツー、ストレート、フックとプレスする。しかし大久保は横にかわしてこれを当てさせずカーフキック。このカーフを蹴り溜め、大久保は顔への右クロス。なお前に出る龍希だが、大久保はバックブローも当てる。鼻血が見られる龍希。

 3R、龍希は前進を弱めず迫るが、大久保は前蹴り・跳びヒザで応戦。龍希の圧力を受けないため距離を作る。大久保は左ミドル、龍希の前進に合わせた左フックのカウンターが冴える。

 判定は30-27、30-28、30-28の3-0で大久保。デビュー戦を飾った。

プレリミナリーファイト第2試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R

3R・KO

 1R、ともにオーソドックスに構え、ジャブ・ミドル・ローといった攻撃で様子見する。浜名が左フックを振るえば、石川も左フックの上下打ちを返す。残り30秒、浜名の右クロスにヨロめく石川だが、ここはこらえる。

 2R、浜名が中央を取るが、石川が右ストレートを当て、コーナーに追い詰め左フック・左ボディと攻勢。浜名もしかしパンチを振り返し、ハイキックを当てる。だが石川は圧力を弱めない。終盤、左フック、右ストレートを当て返す浜名。

 3R、浜名が前に出るが、石川もこれに引くことなく応戦。浜名が左フック、右ストレートを当てれば、石川も右ストレート、ジャブを当て返す。浜名は左ハイキックも織り交ぜ、頭を振ってパンチをかわしていく。そこから右ハイキックで石川を後退させる。そして残り時間が少ない中、浜名が右フックで立て続けに2度のダウンを奪い3分ちょうどでKOした。

プレリミナリーファイト第3試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R

判定

 大地は高校2年の17歳。やや様子見していた両者だが、開始1分過ぎから内田が左右のパンチを振るって前に出る。内田の前進に大地は左フック、右クロスをカウンターで当てる。

 2R、内田はカーフを飛ばしていくが大地は足を上げカット。そこから逆に内田に対してパンチを走らせる。しかし両者ホールディングが多くなってしまいレフェリーから注意が出される。大地の左フックがカウンターとなり、やや内田はヨロめく。

 3R、内田の前進に合わせ、大地はハイキック、左フックと攻撃を繰り出す。内田もパンチ中心の攻めで左ボディフックを打ち込むが、大地が組んで攻撃を封じる。内田の攻めに大地はカウンターを合わせ、そこからミドル、ハイキックにつなげる。

 判定は30-28、30-28、30-29の3-0で大地。戦績をプロ2戦2勝とした。

プレリミナリーファイト第4試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R

判定

 1R、龍生・遥心ともに力強くローを蹴り合う。そこから両者サウスポーで左ストレート、右フックとこれも強振する。どちらもまだ大きなヒットはない。

 2R、パンチの交錯から龍生が左ストレート、右フックをヒット。龍生は距離をあけ遥心の攻撃をスカしていくが、遥心が前蹴りからのストレートをヒット。さらに遥心はスーパーマンパンチ気味の左ストレートを当て、龍生のバランスを崩す。鼻血が見られる龍生。

 3R、両者は距離が近くなりクリンチが多くなる。ともにパンチを振るうが、やはり腕が絡まり龍生・遥心ともホールディングで警告を与えられる。最後はどちらもフックに力を込めて振るい、遥心がヒットを上げて終了する。

 判定は30-28、30-28、30-29の3-0で遥心。負けなしの3勝に連勝を伸ばした。

プレリミナリーファイト第5試合/K-1ライト級/3分3R

判定

 1R、中野はサウスポーに構え距離を取る。そして左ストレートからつないだ右フックで川越をヨロめかせる。しかし川越はその後をこらえ、右ミドルを放ちながら前に出る。だが中野も距離を空ける戦いを変えず、川越のボディに前蹴り。さらに中野は左ボディストレートも当てる。

 2R、川越は右ミドルを放って前進。中野は接近させまいと前蹴り、横蹴りを飛ばす。川越はパンチをブロックして距離をつぶしていく。中野はこれにストレート、アッパーとパンチを散らす。

 3R、川越の前進をさばいて中野は右フック、左ストレート。前に出る川越だが右ミドル以外のクリーンヒットを得られない。中野は左右に動いて川越をかわしストレートとアッパーでヒットを上げる。

 判定は30-27、30-28、30-29の3-0で中野。空手から転向してのデビュー戦で勝利した。

本戦

第1試合/K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R

判定

 1R、大西はサウスポーに構え軽快なステップを見せる。ユジョンが右・左とフックを振るってくるが、大西は正面で受けずステップで動いてローを当てる。そこから左右のフックをユジョンの顔に返す。

 2R、ユジョンが左フック・右ストレートと振るってくるが、大西は手を前に伸ばして防ぎ、前蹴り、ローキックを入れる。次第に前に出始めた大西はユジョンを押して下がらせ、左ローキックで攻め嫌がらせる。

 3R、前に出んとするユジョンを大西は手を前に出して制し、逆に前に出てヒザを加える。大西は離れてはミドルとロー、インファイトでも押し負けず展開して終了する。

 判定は30-28、30-28、30-28の3-0で大西。トーナメントリザーバーとなった。

第2試合/K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント準決勝(1)/3分3R・延長1R

判定

 1R、末松はステップで前後の動きを見せる。前蹴り、ジャブと末松は積極的に前へ出る。ルシールもロー、左右のパンチを返すが後手となり、末松がストレートも当て攻勢。末松はボディへのパンチ、カーフキックも織り交ぜる。末松の右ストレートにルシールは一瞬動きが止まる。

 2R、スピードで上回る末松は先手で攻め、左ボディ、ローキック。打ち合いとなっても末松がリーチを活かして攻勢を取る。ローとカーフを蹴り分ける末松。左フック、右ストレートと当て、ルシールはバックブローを返すが当てさせない。さらにハイキック、跳びヒザと末松が攻めて終える。

 3R、末松は小さくバックステップ、あるいは横にかわして攻撃を繰り出す。蹴りで対抗するルシールだが、末松にパンチを合わされ攻勢に移れない。末松は左右のボディアッパー、ミドル、カーフと攻勢を緩めず試合を終える。

 判定は30-27、30-27、30-28の3-0で末松。決勝に進んだ。

第3試合/K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント準決勝(2)/3分3R・延長1R

判定

 1R、マフィアは鋭い前蹴り、パンチを振るって来るが、松谷は冷静に見て当てさせない。ジャブを突き、こまめに出入りする松谷。ストレートからつないで左ボディをマフィアに打ち込む。左前蹴りでスリップさせた松谷は、左ストレートを連続でフォローしダウンを奪って初回を終える。

 2R、ダウンの挽回にマフィアは前に出る。マフィアの前蹴りをさばいてパンチを狙う松谷だが、マフィアは組みで絡め取ってヒザで攻める。松谷は組み際に左フック、前蹴りをカウンターで狙う。

 3R、マフィアは組みの中に前蹴りを織り交ぜる。しかし松谷も前蹴りを返し、マフィアのヒザに顔・ボディとフックを合わせる。マフィアの組みを振りほどき松谷は右ストレートを打ち込んで終える。

 判定は30-26、30-27、30-26の3-0で松谷。末松の待つ決勝に進んだ。

第4試合/K-1女子フライ級/3分3R・延長1R

判定

 開始から池内が前蹴り、ローと先手を取る。ベセラもフック・ローを返すが、池内は手数を落とさずジャブ・前蹴りと攻める。ベセラのフックとストレートは池内がブロックして防ぐ。池内の攻撃にベセラは鼻血が見られる。

 2Rも池内はプレッシャーを発し、ベセラにロープを背負わせる。ベセラが距離を取ろうとしても池内は左フック、右ストレートで追う。疲れが感じられるベセラだが、それでも左フック、右ストレートを振るう。池内は被弾があっても止まらず、右ストレートでベセラをとらえる。

 3R、池内はヒザを繰り出すモーションからワンツーをつないで前に出る。ベセラも押し返してロー、ミドルと放つが、池内は体力負けせず押し返して応戦しストレート、フックにアッパーとパンチをまとめる。

 判定は30-29、30-29、30-28の3-0で池内。3R前に出続けて勝利した。

第5試合/K-1フェザー級/3分3R・延長1R

判定

 1R、両者サウスポーで永坂、石田と互いにローを飛ばす。石田が右三日月蹴りを放てば、永坂はハイキック。両者パンチは互いにブロックして当てさせない。

 2R、永坂は横蹴り、インローと速い蹴りを飛ばす。石田はしかしこれに崩れずジャブ、ストレートを繰り出し永坂を下がらせる。だが永坂はすぐに戻ってインカーフと左フック、ストレート。クリーンヒットは与えない石田だが、自分も攻め出ることができない。

 3R、両者ギアを上げて攻防に入る。石田が右フック、左ストレートでとらえるが、永坂も力を込めたフック、左右のミドルを振るう。石田は永坂のパンチをかわし、その合間に右フック、左ストレートをカウンターで打ち込む。

 判定は30-28、30-30、30-29の2-0で石田。技術戦を制し勝利した。

第6試合/K-1フェザー級/3分3R・延長1R

1R・KO

第7試合/K-1ライト級/3分3R・延長1R

第8試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R

第9試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R

第10試合/K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント決勝/3分3R・延長1R

第11試合/-58kg契約/3分3R・延長1R

第12試合/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R

第13試合/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R

第14試合/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R

第15試合/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R

第16試合/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R

第17試合/スーパーファイト/-77kg契約/3分3R・延長1R

第18試合/K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

第19試合/K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

第20試合/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

編集部ピックアップ

コラムランキング