Life Time Boxing Fights 22

7/7 16:20 両国国技館

ウエルター級 6回戦

判定

 182㎝の加藤に対し、ドンは187㎝の長身選手。

 1R、両者オーソドックスでジャブを出し合い、どちらも左フック、右ストレートと積極的に出していく。

 2R、加藤は踏み込んでの左フック、右ストレートと放ってドンを狙う。ドンもしかし長身とリーチを活かし、距離を取って展開する。

 3R、加藤いきなりの左アッパーもドンはかわす。加藤はしかしガードを上げてドンを追い、ロープに詰めて左ボディフック。

 4R、加藤は左フックで追い、ボディフックにドンは膝を着くもこれはローブロー。さらに加藤がコーナーまで追うが、ドンはダッキングでかわす。

 5R、追う加藤、ロープ際で応戦するドンの図式は変わらず。ボディフックで攻める加藤だが、ドンも左右のフックを振るってくる。

 最終R、やはりロープを背にするドンだが、左右ストレートを伸ばして応戦。加藤は左フックと右ストレートを連続で当て終了。

 判定は59-55、2者は60-54の3-0で加藤。A級ボクサー昇格を決めた。

53㎏契約 6回戦

2R・KO

 横山は2022年の全日本選手権で優勝し、本日6回戦でのデビューとなる。1R、横山はジャブを上下に打ち分ける。スピードがありハオのパンチをかわして右ストレートを伸ばす。そして左ボディを打ち込みハオを嫌がらせる。そして右ストレートでダウンを奪い初回を終える。

 2R、ハオのパンチを横山は前後の出入りでかわし、右ストレートでグラつかせる。そこから左の4連打で沈め、TKO勝ちした。

 デビュー戦を飾った横山は「ホッとしてます。1戦1戦勝っていくのが重要だと思うので、次戦も冷静に戦っていきたいと思います。1戦1戦勝利していくのでお願いします」と挨拶した。

ライト級 8回戦

3R・KO

 関根は10勝(8KO)1敗1分の戦績で5連続KO中。普段は歯科衛生士として勤務する顔を持つ。

 1R、関根はガードを上げて警戒しながら距離を詰め、ショートの右ストレートを当てる。ボディ打ちも織り交ぜ上下に打ち分ける。

 2R、関根はアッパーから返したボディ打ちを効かせチャイヤラットを下がらせる。ボディを嫌がり、腰を後ろに引くチャイヤラット。

 3R、関根はワンツーからの左ボディ、あるいはアッパーからの左ボディと攻めダウンを奪取。立ってきたチャイヤラットに続いて関根は右フックを打ち込み、これで沈めてフィニッシュした。

 勝利した関根は「今回2階級上だったのでムチャクチャ不安だったんですけど、何とか勝つことができました。できれば年内ランキングに入りたいと思っています。最終的には世界チャンピオンまで行きたいと思っています。秩父から世界へ、田舎から羽ばたく姿を見せたいと思います」と6連続KOとなった喜びの声を届けた。

ライト級 8回戦

判定

 1R、村上がサウスポーから右ジャブ・左ストレートを伸ばしていくが、一道も入り際に右ストレートで狙う。2Rもジャブから左を振るう村上に、一道は右を強振していく。

 3Rも両者距離とタイミングを探り合う。村上が左ストレートを伸ばしていくが一道はクリーンヒットさせない。4R、村上がワンツーの左を当てれば、一道も右ストレートを当て返す。

 5R、一道は村上のパンチをブロック、あるいはダッキングでかわして打ち返す。鋭い右フックのカウンターを村上に打ち込む一道。6R、村上はワンツーからの右フックを振るい、一道が左右フックの連打で来てもかわして当てさせない。

 7R、一道は右フックをボディ、顔と振るっていく。両者距離が合わずクリンチが多くなる。村上の左右フックを受け、一道はやや動きが止まる。8R、村上は左ストレート、右フック。一道はそこにカウンターで右ストレートを狙う。やはりここも両者クリンチが多くなる。

 判定は77-75、77-75、78-74の3-0で村上。24歳の若きランカーが39歳、中年の星を降した。

スーパーフライ級 8回戦

判定

 1R、サウスポーの重里が右ジャブ・左ストレートと伸ばし、変化させた左アッパーを決める。パーロップは左右に構えをスイッチし強打を返す。2R、重里はパーロップをロープに詰めボディ打ちとアッパーを集める。重里のボディを嫌がりパーロップは下がっていく。

 3R、目じりをパンチでカットされた重里に、パーロップは右フックでその傷口を狙っていく。重里は左手のガードを上げ、ジャブで追う。4R、重里はパーロップをロープに詰め、右フック、左ストレートと攻めるが、ここでパーロップが左ストレートをカウンター。直撃された重里はダウンを喫し、その後はクリンチでラウンド終了まで凌ぐ。

 5R、重里はジャブ・左ストレートで挽回を図る。パーロップは左右に構えを変えてやり過ごす。6R、重里が左ストレートを当てるとパーロップはオーソドックスからの右フックを返す。重里の圧力を巧みにかわしていく。

 7R、ロープ際に下がって回るパーロップだが、突如放った右フックをヒット。重里もボディ、顔とストレートを決めラッシュするが逃げられる。8Rもパーロップはロープを背に積極的には出てこない。しかし不意な右フックで重里をとらえる。

 判定は3者78-73で重里。勝利するも「これも経験かと思うけど悔しい」とダウンを振り返り、「1つ1つ積み重ねて勝っていくので、これからも注目お願いします」と気を引き締めた。

56㎏契約 10回戦

4R・KO

 1R、堤は頭を上下、体を前後に動かし懐に入らんとする。しかしヌーレもジャブとアッパーで堤をけん制。2R、堤は圧力を強め、ワンツーから変化させた右フックをヌーレに決める。ロープに詰める堤だが、ヌーレは目がよくパンチをかわす。

 3R、堤は身を低くして懐に入らんとするが、ヌーレはワンツー、アッパーを飛ばしてくる。堤はしかしこれに怯まず、コーナーに詰めてアッパーとボディの波状攻撃。ボディで攻め落としてダウンを奪うと、アッパーで2度目のダウンを与えラウンドを終える。

 4R、堤はパンチをかいくぐって左ボディフックを打ち込み3度目のダウンを奪う。立ち上がり打ち返すヌーレだが、堤は最後は左右ボディから左を打ち込みマットに沈めた。

 勝った堤は「一安心です。組み立てっていう課題はできたと思います。本物のチャンピオンに勝って、僕も世界チャンピオンになります」と今後の抱負を語った。

WBA・IBF世界スーパーフライ級 王座統一戦

判定

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