2023/10/26 16:50

ドラフト会議が終了 計122人が指名を受けた

プロ野球のドラフト会議が、26日に東京都内で行われ、支配下72人、育成で50人の計122人が指名された。

1位指名ではENEOSの外野手・度会隆輝と、即戦力左腕と言われる武内夏暉(国学院大)が3球団の競合となった。度会はDeNA、武内は西武がくじを引き当て、交渉権を獲得した。ほか1度目の入札では西舘勇陽(中央大)、常廣羽也斗(青山学院大)と大学生右腕も抽選となり、西舘は巨人、常廣は広島がそれぞれ交渉権を獲得。前評判通り、有力な大学生投手に指名が重なる形となった。

指名有力と言われた選手の中では、高校屈指のスラッガーである広陵高・真鍋慧が指名漏れ。U-18日本代表にも入った沖縄尚学の右腕・東恩納蒼や、今夏の甲子園4強入りの原動力となったサウスポー、黒木陽琉も指名がなかった。

・「U-NEXTでドラフト会議1巡目~育成枠終了まで見逃し配信」(外部/31日間無料トライアル)
・ドラフト候補選手ランキング(スポナビアプリ限定)
・指名選手のスカウト評は?(スポナビアプリ限定)
・12球団ドラフト1位指名を動画で振り返る

概要

1巡目の指名は「入札抽選」で行われる。単独指名の場合はその球団の交渉権が確定。指名が重複した場合は抽選で決定し、抽選に外れた球団は再度入札を行う。再び指名が重複した場合は抽選を行い、全球団の交渉権が確定するまで繰り返す。

2巡目の指名は公式戦順位をもとに、その年の下位チームから順に選手を指名していくウェーバー方式で行われる。

具体的には、セ6位・中日→パ6位・日本ハム→セ5位・ヤクルト→パ5位・西武→セ4位・巨人→パ4位・楽天→セ3位・DeNA→パ3位・ソフトバンク→セ2位・広島→パ2位・ロッテ→セ1位・阪神→パ1位・オリックスとなる。

テキスト速報(1巡目)

  • 4度目の入札

    ロッテ:上田希由翔(明治大)

    残るロッテの入札が完了し、これで12球団の1位指名が終了した。

  • 細野晴希の抽選

    日本ハムとロッテの抽選。日本ハムの稲葉篤紀GMが見事交渉権獲得のくじを引き当て、新庄剛志監督も席で笑顔を見せた。

  • 3度目の入札

    3度目の入札に入る。

    日本ハム:細野晴希(東洋大)
    楽天:古謝樹(桐蔭横浜大)
    ロッテ:細野晴希(東洋大)

    東洋大・細野が競合し、3度目の抽選に入る。

  • 前田悠伍の抽選

    日本ハム、楽天、ソフトバンクの抽選。小久保裕紀新監督が交渉権のくじを引き、笑顔でガッツポーズ。

  • 草加勝の抽選

    中日とロッテの抽選。立浪和義監督が、見事交渉権獲得のくじを引き当てた。

  • 2度目の入札

    2度目の入札に入る。

    中日:草加勝(亜細亜大)
    日本ハム:前田悠伍(大阪桐蔭高)
    ヤクルト:西舘昴汰(専修大)
    楽天:前田悠伍(大阪桐蔭高)
    ソフトバンク:前田悠伍(大阪桐蔭高)
    ロッテ:草加勝(亜細亜大)

    大阪桐蔭の前田に3球団が競合となった。

  • 常廣羽也斗の抽選

    楽天と広島の抽選。広島・新井監督がくじを引き当て、力強く右の拳を握った。

    以下、新井監督のコメント。
    「数年後にはチームの核となる素晴らしい投手になる。同郷の森下(暢仁)先輩もいるので、安心してきてください!」

  • 武内夏暉の抽選

    ヤクルト、西武、ソフトバンクの抽選。松井稼頭央監督が見事くじを引き当て、西武が交渉権を獲得した。

    以下、松井監督のコメント。
    「初めてだったので非常に緊張しましたが、少しホッとしています。ぜひチームの力になってください、期待しています!」

  • 西舘勇陽の抽選

    日本ハムと巨人の抽選。巨人・阿部慎之助新監督が見事交渉権獲得のくじを引き当てた。自身の大学の後輩でもある即戦力候補を引き当て、ガッツポーズを見せた。

  • 度会隆輝の抽選

    中日、DeNA、ロッテによる抽選。抽選の結果、DeNA三浦監督がくじを引き当て交渉権を獲得。右手で大きくガッツポーズした。

    以下、三浦監督のコメント。
    「練習試合でも見させてもらって、走攻守3拍子そろった選手だと思います。横浜スタジアムで待ってます!」

  • 1度目の入札

    1度目の入札を各球団が入力。

    中日:度会隆輝(ENEOS)
    日本ハム:西舘勇陽(中央大)
    ヤクルト:武内夏暉(国学院大)
    西武:武内夏暉(国学院大)
    巨人:西舘勇陽(中央大)
    楽天:常廣羽也斗(青山学院大)
    DeNA:度会隆輝(ENEOS)
    ソフトバンク:武内夏暉(国学院大)
    広島:常廣羽也斗(青山学院大)
    ロッテ:度会隆輝(ENEOS)
    阪神:下村海翔(青山学院大)
    オリックス:横山聖哉(上田西高)

    強打の野手であるENEOSの度会隆輝と、国学院大の即戦力候補左腕・武内夏暉が3球団競合となった。

テキスト速報(開始前)

  • ドラフト選択の順番・方法が説明されている。
    榊原定征コミッショナーの開会宣言が終了。いよいよドラフト会議が始まる。

  • 中日・立浪和義監督が先頭で入場。巨人は阿部慎之助新監督がくじ引きを担うか。最後に阪神・岡田彰布監督とオリックス・中嶋聡監督が入場し、12球団が出そろった。

  • 4年ぶりの有観客開催となったドラフト会議。大学生投手が豊作と言われる中、各球団の動向に注目だ。

テキスト速報(2巡目以降)

  • 9巡目

    残るは楽天。ここで楽天が選択終了し、支配下の全ての指名が終了した。

  • 8巡目

    8巡目、西武は選択終了。楽天は甲子園でも登板した青野拓海(氷見)を内野手で指名。ソフトバンク、オリックスは選択終了。

  • 7巡目

    7巡目はオリックスから。2人続けて社会人右腕の権田琉成(TDK)。阪神は選択終了。
    ソフトバンクは地元の高校生捕手・藤田悠太郎(福岡大大濠高)。DeNAは選択終了。
    楽天も地元の高校生を指名。大型右腕の大内誠弥(宮城・日本ウェルネス高)を指名した。
    西武は社会人右腕の糸川亮太(ENEOS)を指名、中日は選択終了。

  • 6巡目

    6巡目は中日から。社会人投手の加藤竜馬(東邦ガス)を選択。日本ハム、ヤクルトは選択終了。
    西武はここで大型の大学生内野手・村田怜音(皇学館大)。巨人は選択終了。
    楽天は青山学院大の外野手・中島大輔を指名。DeNAは左のスラッガー・井上絢登(四国ILplus・徳島)。
    ソフトバンクは大学生右腕の大山凌(東日本国際大)を指名した。広島、ロッテは選択終了。
    阪神は大学生右腕の津田淳哉(大阪経済大)を指名。オリックスは社会人右腕・古田島成龍(日本通運)。

  • 5巡目

    5巡目はオリックスから。社会人投手の高島泰都(王子)を指名。阪神も社会人投手の石黒佑弥(JR西日本)。
    ロッテはU-18日本代表の捕手・寺地隆成(明徳義塾高)を選択。広島は194センチの大学生右腕・赤塚健利(中京学院大)。
    ソフトバンクは社会人投手の澤柳亮太郎(ロキテクノ富山)を指名。DeNAは大学生右腕の石田裕太郎(中央大)。
    楽天の指名までに少し時間がかかっている。大学生右腕の松田啄磨(大阪産業大)を指名。巨人はまたも社会人の選手を指名。投手の又木鉄平(日本生命)を選んだ。
    西武は独立リーグ・徳島の宮澤太成を指名。北海道大学に在籍中の選手だ。ヤクルトも独立所属の伊藤琉偉(BCリーグ・新潟)。
    日本ハムは高校生外野手・星野ひので(前橋工高)を指名。中日は独立リーグの右腕・土生翔太(BCリーグ・茨城)。

  • 4巡目

    4巡目は中日から。速球派左腕の福田幸之助(履正社高)を選択。日本ハムは高校生スラッガーの明瀬諒介(鹿児島城西高)。
    ヤクルトは高校生捕手の鈴木叶(常葉大菊川高)。西武は高校生右腕の成田晴風(弘前工高)を指名。
    巨人は社会人内野手の泉口友汰(NTT西日本)。楽天は高校生内野手のワォーターズ 璃海 ジュミル(沖縄・日本ウェルネス高)を選択した。
    DeNAは大学生内野手の石上泰輝(東洋大)。ソフトバンクは総合力の高い大学生右腕・村田賢一(明治大)を指名。
    広島は高校生の長距離砲・仲田侑仁(沖縄尚学高)。ロッテは地元の高校生右腕・早坂響(幕張総合高)を指名した。
    阪神はスピードのある高校生内野手・百崎蒼生(東海大熊本星翔高)。オリックスは4人連続で高校生の指名。強肩捕手の堀柊那(報徳学園高)を選んだ。

  • 3巡目

    3巡目はオリックスから。高校生の大型左腕・東松快征(享栄高)を指名した。阪神は昨夏の甲子園優勝メンバーである、内野手の山田脩也(仙台育英高)。
    ロッテは高校生の長身右腕・木村優人(霞ヶ浦高)を指名。広島は大学生左腕の滝田一希(星槎道都大)。
    ソフトバンクは慶応大のスラッガー・廣瀬隆太を指名。DeNAは投打の二刀流・武田陸玖(山形中央高)。
    楽天は高校生の大型右腕・日當直喜(東海大菅生高)。巨人は社会人外野手の佐々木俊輔(日立製作所)。
    西武は高校生左腕の杉山遥希(横浜高)を指名。ヤクルトは明治大の左腕・石原勇輝(明治大)。
    日本ハムは大学生外野手・宮崎一樹(山梨学院大)。中日は堅守の内野手・辻本倫太郎(仙台大)。

  • 2巡目

    少しの休憩を経て、2巡目指名が開始される。最初の指名は中日。社会人内野手の津田啓史(三菱重工East)を指名。日本ハムは大学ナンバーワン捕手の新藤勇也(上武大)。
    ヤクルトは社会人右腕の松本健吾(トヨタ自動車)を指名。西武は大学生右腕で馬力のある上田大河(大阪商業大)。
    巨人は社会人左腕・森田駿哉(Honda鈴鹿)を指名。楽天は高校生の速球派右腕である坂井陽翔(滝川二高)。
    DeNAは大学生右腕の松本凌人(名城大)を指名。ソフトバンクは松本と同じく名城大の右腕・岩井俊介。
    広島は高太一(大阪商業大)を指名。大阪商業大から2人目の2位指名。ロッテは独立リーグの大谷輝龍(日本海リーグ・富山)を指名し、会場がどよめく。
    阪神も独立所属の右腕、椎葉剛(四国ILplus・徳島)。やや間が空いた後、オリックスはポテンシャルを高く評価される右腕・河内康介(聖カタリナ高)を指名した。

編集部ピックアップ