ファンが選ぶ!歴代最強三塁手ランキング
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長嶋茂雄時代からの「4番・サード」の流れは、「ミスター超え」を狙う現代の村上宗隆、岡本和真といったチームを背負う長距離砲に引き継がれた。現役編の1位争いも、侍ジャパンのWBC優勝に貢献した村上と岡本の一騎打ち。果たして僅差で1位にに輝いたのは? ファンのコメントには「守備力」よりも「打撃力」「存在感」での評価が多かった。
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ランキング
順位 | 選手名 | 所属 | 得票率 |
---|---|---|---|
1 | 村上宗隆 | ヤクルト | 25.64% |
2 | 岡本和真 | 巨人 | 23.31% |
3 | 宮﨑敏郎 | DeNA | 7.89% |
4 | 周東佑京 | ソフトバンク | 4.40% |
5 | 大山悠輔 | 阪神 | 4.24% |
6 | 佐藤輝明 | 阪神 | 4.18% |
7 | 中村剛也 | 西武 | 4.03% |
8 | 栗原陵矢 | ソフトバンク | 3.23% |
9 | 松田宣浩 | ソフトバンク~巨人 | 2.86% |
10 | 宗佑磨 | オリックス | 2.38% |
11 | 石川昂弥 | 中日 | 2.33% |
12 | 銀次 | 楽天 | 2.12% |
13 | 野村佑希 | 日本ハム | 2.07% |
14 | 鈴木大地 | ロッテ~楽天 | 1.75% |
15 | 堂林翔太 | 広島 | 1.69% |
16 | 川端慎吾 | ヤクルト | 1.54% |
17 | 高橋周平 | 中日 | 1.38% |
18 | 田中広輔 | 広島 | 1.01% |
19 | 安田尚憲 | ロッテ | 0.90% |
20 | 茂木栄五郎 | 楽天 | 0.69% |
20 | 坂倉将吾 | 広島 | 0.69% |
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解説
「最強現役三塁手」でトップが村上宗隆(ヤクルト)の「25.64%」というのは、ある意味意外だった。昨季の日本人最多56号を含む三冠王、WBC準決勝でのサヨナラ打。最大3人連記なら、最低でも33%以上を占めるかと思っていた。やはり今季の不振がそのままアンケートに反映する結果となったのだろうか。
「最年少三冠王獲得」「やはりWBCでも活躍した村神様なので」(以下、カギカッコは「選択理由」)
2位・岡本和真(巨人)の23.31%は納得できる。昨年まで「巨人の4番打者」として5年連続「30本塁打80打点」は立派の一語に尽きる。2019年の日本シリーズの三塁守備は不安をさらけ出したが、直近2年はゴールデン・グラブ賞を受賞。実にうまくなった。今季はセ・パ交流戦MVPなど好調をキープ。まさに「最高で~す!」。
「見た目と違って華麗で機敏な守備をするから」「今一番勢いがある選手だと思う」
3位・宮﨑敏郎(DeNA)は7.89%。17年の首位打者を含め、計5度の打率3割。今季もセ・リーグでダントツの打率.378(6月26日現在、以下同)。本塁打(13)は2位、打点(44)は3位。6月18日には佐々木朗希(ロッテ)から2ランを放つなど、チームの交流戦初優勝をけん引した。口ヒゲもあいまって、実に存在感がある。
「打撃三部門トップ成績ゆえに三振率が少ないから」「打ってる!」
4位・周東佑京(ソフトバンク)は内外野守れるユーティリティー・プレーヤーということでランクインしたのだろう。やはりWBC準決勝でサヨナラのホームを踏んだ韋駄天ぶりは強烈な印象だった。
「足が速く守備範囲が広い」「走攻守揃った選手は彼だけだと考える」
5位の大山悠輔と6位・佐藤輝明は阪神の一塁手&三塁手。昨年の守備位置がひっくり返ったのだが、大山は昨年のイメージが残っているわけだ。
「阪神なので」「4番の責務をはたしている」=大山
「成長が期待できる」=佐藤
7位は「おかわり君」こと中村剛也(西武)。現役三塁手では6度の本塁打王を含む通算454本塁打(昨季終了時点)と、もっとも実績がある。今季で21年目、4番打者を任されるなど、元気なところを見せている。
「HR王なので」「長嶋茂雄を超えるホームラン数だから」
8位は栗原陵矢(ソフトバンク)。21年に21本塁打77打点をマークしたが、昨季は故障でわずか5試合出場に終わったのは残念。好選手で性格も明るいだけに、今季の巻き返しが注目される。
「侍ジャパンに選ばれたことがあるから」「チームの中核を担っているから」
9位の松田宣浩はソフトバンク時代に三塁手最多のゴールデン・グラブ賞8度が印象深い。巨人に移籍した今季は、岡本や門脇誠の存在もあって、なかなか本職を守れないが、元気な「熱男」ぶりを見せてほしい。
「実績ナンバーワンだから」「球場を敵味方関係なく盛り上がる」
10位・宗佑磨(オリックス)は2.38%。2年連続ゴールデン・グラブ賞。現役三塁手では最も守備がうまいだけに、もっと上位でもいいと思う。
「ゴールデン・グラブ賞、ベストナインの現役No.1三塁手」「守備力が高い」
(文:赤星元信、企画構成:スリーライト)