「最強1番打者」ランキング

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 スポーツナビでユーザー投票を実施した「最強1番打者ランキング」。のべ1万5000人以上のプロ野球ファンが選んだ、最強1番打者は誰だ!?
 今回は平成OB編のランキングを発表します!

※1人3票まで投票可能
※ランキング上位と総評コラムはスポーツナビアプリでご覧いただけます

ランキング

順位 選手名 所属 得票率
1 イチロー オリックスほか 67.25%
2 松井 稼頭央 西武ほか 28.77%
3 赤星 憲広 阪神 25.82%
4 高橋 由伸 巨人 17.82%
5 マートン 阪神 8.75%
6 石井 琢朗 横浜ほか 8.15%
7 荒木 雅博 中日 6.80%
8 西岡 剛 ロッテほか 4.48%
9 鳥谷 敬 阪神 4.27%
10 野村 謙二郎 広島 4.00%
10 川崎 宗則 ソフトバンクほか 4.00%
12 今岡 誠 阪神ほか 3.68%
13 緒方 孝市 広島 3.56%
14 飯田 哲也 ヤクルトほか 3.25%
15 仁志 敏久 巨人ほか 2.95%
16 立浪 和義 中日 2.62%
17 本多 雄一 ソフトバンク 2.30%
18 井端 弘和 中日 2.20%
19 佐々木 誠 ダイエーほか 1.84%
20 片岡 易之 西武ほか 1.78%

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解説

平成No1リードオフマンはもちろんこの人。日米通算4,367本の人を重ねた打棒は今も色褪せない。【写真は共同】

 平成OB編の1位には、67.3%というダントツの得票率を集めたイチロー(オリックスほか)が輝いた。「イチローさんを外したら、バチが当たる」とまで、ファンに言わしめての選である。

「世界最高安打数に、盗塁もできて、本塁打も打てる。イチロー以上の一番打者は全世界、全世代を見わたしてもいません」

 このファンのコメントがすべてを物語る。1992年、ドラフト4位でオリックスに入団するも一軍と二軍を行き来していたイチローが、先頭打者として定着したのは94年。打率.385をマークして首位打者のタイトルを獲得すると、MLB(マリナーズ)に移籍した2001年まで8年連続で同タイトルを獲得し続けた。

 日米28年間の現役生活で積み重ねた安打数は4,367。まさに不世出のリードオフマンであるが、「イチローさんは三番に置きたいなあ」という声も散見された。
 
 2位には得票率28.8%で、松井稼頭央(西武ほか)がランクイン。02年、打率.332、36本塁打、33盗塁でスイッチヒッター唯一のトリプルスリーを達成。類まれな身体能力を持つ。

「遊撃手としては貴重なホームランバッター。トリプルスリーにも輝き、非の打ちどころがない」とファンも絶賛。1試合で右打席、左打席のそれぞれで本塁打を1本以上放つ「左右両打席本塁打」を3回達成するなど、残した記録も類まれである。

 僅差で3位(得票率25.8%)となったのは赤星憲広(阪神)。01年から05年、5年連続の盗塁王獲得はセ・リーグ記録で、新人から5年連続は史上最長だ。

「阪神が誇る、言わずと知れたレッドスター! 塁に出てあそこまで盗塁成功を信じられる選手はなかなかいない」

 通算盗塁成功率81.2%は、300盗塁以上の選手の中で歴代3位。「(09年の)ケガがなければ盗塁王を獲り続けたと思う」と、惜しむファンが多かった。

 赤星の前後に阪神の一番打者として活躍した2選手も、トップ10入りを果たしている。

 まずは5位のマートン(8.8%)。「2010年の誰にも止められない勢いはスゴかった」とファンがコメントするように、この年のマートンが打った214安打は、現在もNPBの右打者、外国人選手、セ・リーグのシーズン最多安打記録だ。そんな球史に残る外国人選手のマートンだが、次のようなコメントも見られた。

「“機嫌がいいとき”に限るが、逆方向にもいきなりホームランを打てるリードオフマンは、かなりプレッシャーになっていたのでは。“機嫌がいい時”は」

 阪神ファンにも苦い思い出があるということか。

 そして9位(4.3%)に鳥谷敬(阪神ほか)。真弓明信監督のもと、07年にはほぼシーズンを通して一番を打った。14、15年の和田豊監督のもとでも一番に入り、ファンに「選球眼と万能性」がある一番という印象を与えた。

中軸を任されることが多かった高橋由伸は1番打者としても活躍。2007年には先頭打者本塁打を7本放つなど、パワーを兼ね備えた新たなリードオフマンとして活躍した。【写真は共同】

 得票順に戻ろう。4位(17.8%)は高橋由伸(巨人)。07年に一番打者を務めると、打率.308、35本塁打、88打点をマーク。とりわけ、横浜(現DeNA)との開幕戦で、三浦大輔から打った初回先頭打者本塁打はファンを痺(しび)れさせた。

「先頭バッターであのフォームを見たときのわくわく感が、いまだに記憶に残るから」

 同年に高橋が放った9本の先頭打者本塁打は、今なお破られていないシーズン最多記録だ。

 6位(8.2%)には、4度の盗塁王と歴代11位の通算2432安打を誇る、石井琢朗(横浜ほか)。

「マシンガン打線の火種として、打率3割以上を記録し、鉄壁のショートを守っていた」

「98年の日本シリーズ初戦のセーフティバントは忘れられません」

 ファンは98年、横浜38年ぶりの日本一に思いをはせる。

 7位(6.8%)は荒木雅博(中日)。落合博満監督がチームを率いた2000年代中盤の中日黄金時代、「井端(弘和)さんとの一、二番。コンビとして何をしてくるか分からない怖さがあった」と「アライバコンビ」を理由に挙げるファンが大多数を占めた。また、「盗塁数もそうだが、走塁技術やスライディングがとてつもないと感じた」とファンが評すように、荒木は走塁技術に長け、ホームに還る力が卓越していた。

 8位(4.5%)の西岡剛(ロッテほか)は、ボビー・バレンタイン監督のもとで才能が開花したスピードスター。05年、06年と2年連続で盗塁王に輝き、10年は初の首位打者(.346)を獲得。同年にマークした692打席はプロ野球のシーズン最高記録だ。

 10位(4.0%)は野村謙二郎(広島)、川﨑宗則(ソフトバンク)の2選手。盗塁王を3回、最多安打を3回記録した野村は、95年には打率.315、32本塁打、30盗塁でトリプルスリーを達成。輝かしい記録を残すが、176センチ75キロと決して恵まれた体の持ち主ではなく、努力のたまものといわれた。

 「ムネリンが打って盗塁して本多(雄一)が送って小久保(裕紀)で返すイメージが強い」というファンのコメントにあるように、川﨑はダイエー・ソフトバンクの黄金期である2000年代に一番打者として活躍。はつらつとしたプレーと抜群のコミュニケーション能力で、メジャー時代にはアメリカのファンからも熱烈な支持を得た。

 トップ10圏外では、今季中日の監督に就任した立浪和義(中日)が16位に。また、パ・リーグファンにはおなじみのデューシー(日本ハム)の名前も。95、96年と2シーズン限りではあるが一番打者を務め、「一番に一発の外国人というインパクト!」とのコメントにあるように、ファンに強烈なインパクトを与えた。95年には2日連続を含む三度の退場処分を受けるなど、血の気の多い選手でもあった。

(文:前田恵、企画構成:スリーライト)

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