岩井明愛が首位キープ「2位じゃダメ!」な理由とは? 【ホンダLPGAタイランド2日目】
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2日連続ノーボギーの安定感
大会の前半を終えて2打差の首位をキープしたことで、2010年の宮里藍に続く優勝への期待がより高まります。
2位じゃダメ!?
この大会は昨シーズンのポイントランキング上位60人と主催者推薦12人の計72人に出場枠が絞られています。
明愛は双子の妹、千怜とともにホンダと所属契約していることもあって主催者推薦での出場となりました。
この日は千怜も65で回って40位から8位に浮上。今シーズンから主戦場をアメリカに移した姉妹にとって、本格参戦2戦目での優勝ができれば最高ですが、少しでも上位でフィニッシュしてポイントを稼ぎたいところです。
と、言いたいところですが、「2位ではダメ」な理由があるのです。
ツアールーキーの姉妹がまず目指すのは、いわゆるシード権ともいえるプライオリティ(出場優先)リストの「カテゴリー1」に入れる、シーズン終了時のポイントランキング80位以内です。
ちなみに昨シーズンのボーダーラインは456.322ポイントでした。
一昨年は382.064ポイント。その前は379.840ポイントだったので、とりあえずは年間で少なくとも400ポイントは稼ぐことが目安となりそうです。
通常のトーナメントでは2位になると320ポイントを獲得できるので、シーズン序盤ということを考えるとカテゴリー1はほぼ大丈夫。
3位で230ポイント。4位だと180ポイントなので、姉妹で優勝&これぐらいの順位となれば理想、と思いきや…
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「主催者推薦」の選手はポイントがもらえない!
優勝すれば2年シードも得られますが、2位だとポイントはゼロ…。
もちろん賞金はもらえますし、本格参戦2戦目で優勝争いしたことは自信にもなるはずですが、シードを争うポイントを獲得できるかという意味では予選落ちと同じとなってしまうのです。
なぜ⁉ と思いたくもなりますが 、これは出場する前からわかっていることなので文句を言っても仕方ありません。
「イメージ通りに打てている」
なので、目指すのは優勝あるのみ!
この日はグリーンを外した時も、難しい場所には行かないマネジメントがしっかりできていました。
さらにホールアウト後のインタビューでは「イメージ通りのボールが打てることが多くなってきている」と頼もしいコメントもしています。
週末に向けては「ギャラリーの皆さんに楽しんでもらえるようにしたいです」と話しました。コースで直接声援を送る人たちはもちろん、日本から応援しているファンも多いに楽しませるプレーを見せてほしいですね。
(文/森伊知郎)
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