これぞユーティリティ界の王者。さらなる進化を遂げたPING「G440ハイブリッド」を解説
G440 ハイブリッドはユーティリティの王者
約2年ぶりにモデルチェンジしたPINGのGシリーズ。今回のモデルは「G440」です。
冒頭で「ユーティリティの王者」と表現したのは、前作のG430ハイブリッドが2年間、ほぼトップの販売数を誇っていたからです。月によっては他モデルに抜かれることもあったかもしれませんが、累計販売数では圧倒的な差をつけていました。その大ヒットモデルの後継となるのが、このG440なのです。
これほど売れるには、明確な理由があるはずです。G430と比較しながら、その魅力を詳しく解説していきます。
G430ハイブリッドとの比較
G440 ハイブリッドの特徴
G430からこれらの点が進化していますが、G440ハイブリッドは、いわばネガティブな要素を徹底的に排除したモデルと言えるでしょう。細部に至るまで、低重心化や抜けの良さを追求したソールの変更など、あらゆる箇所が見直されている印象を受けます。
この変更は、弾道の最適化を目的としたものと考えられます。低重心化によってスピン量を最適化し、高い打ち出し角を維持できるようになったG440では、ロフト角を大きくすることで、より高い打ち出しと最適なスピン量の組み合わせを追求し、グリーンでボールをしっかりと止められる弾道を実現しています。
G440ハイブリッド 試打した印象
さらに、打音は余韻が少なく心地よい音に進化し、ソール形状が丸みを帯びたことで、コースでの抜けの良さが期待できます。接地面が少ないため、マット上ではその差を感じにくいかもしれませんが、外観からも抜けの良さが際立っています。
まとめ
PINGのもう一つの魅力は、シャフトのバリエーションの豊富さです。フィッティングを受けた方ならご存知でしょうが、驚くほど多くのシャフトから選択できます。フィッターは、プレイヤーの使用しているアイアンやフェアウェイウッドの重量を考慮し、最適なシャフトを提案してくれます。ヘッドだけでなく、シャフトにもこだわれる点は、PINGの大きな強みです。
ヘッド性能の高さに加え、豊富なシャフトの選択肢を提供することで、PINGはハイブリッド（ユーティリティ）の分野において、まさに「王者」と呼ぶにふさわしいブランドとしての地位を確立しました。この牙城を崩すのは、容易なことではないでしょう。
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