「筋トレと有酸素運動を1日おきにやると痩せる」という説がありますが、本当でしょうか？ 実はメリットとデメリットが存在するようです。

Scoprireトレーナー・藤本千晶さんが解説します。

筋トレと有酸素運動を一日おきに行うことで、両方質の高いトレーニングが行え、十分な運動効果を得られると考えられます。

もし両者を同じ日に行った場合、疲労により後に行う運動の質が低下し、十分な効果を得られないかもしれません。

また、一日おきに行う場合は1回にかかる時間が短くなるため、空き時間が少なくてもトレーニング実施可能です。

軽い有酸素運動でも、筋肉や関節に小さなダメージが入ります。ずっと休みなしで運動を行うと、ケガのリスクが高まるでしょう。

また、毎日安定して時間がとれない人は、スケジュール管理の点で難しくなります。毎日継続しなければいけないプレッシャーもかかるため、精神面でも気を使う必要が出てきます。

ではどちらかにしよう、優先して行おうと考えた人も多いのでは。

有酸素運動と筋トレ、どちらが痩せるのかという問いに対しては、「有酸素運動の方が痩せる」と言えるでしょう。

筋トレは体の引き締めに有効

もちろん、筋トレが効果なしというわけではありません。

筋トレは、筋肉量をキープ・増加させ、引き締まった体を作ってくれます。体重が軽いのに体の引き締まりがないと感じるのであれば、筋トレを行った方が良いでしょう。

どちらも一長一短あり、使い分けが大切です。自身の目的や体を見ながら、適切な運動を選びましょう。