【サーフィン】ジュニアの世界大会で中塩佳那が2位!
2位となった中塩佳那(左端) 【WSL/Cait Miers】
ルソン島のラ・ウニオン、ライトのポイントブレイク「アービズトンドビーチ」を舞台に約1週間に渡る戦いを繰り広げ、現地時間1月18日に終了した。
中塩佳那が大健闘
中塩佳那 【WSL/Cait Miers】
ルアーナは2024年にミッドシーズンカットで降格したものの、唯一のCT選手であり、パリ五輪にも出場したビッグネーム。
しかし、中塩佳那は昨年の同時期にこの場所で開催されたQS3,000『La Union International Pro』で優勝経験があり、勝負は互角だった。
クロスゲームの末に最後はルアーナの1本で敗退した中塩佳那だったが、CT選手を相手に手応えがあった試合だっただろう。
QF、SFでは誰よりも高いスコアを出していた。
「この場所でファイナルに進めて本当に嬉しいです。ルアーナは本当に素晴らしいサーファーで、彼女がこの大会で優勝したことを嬉しく思います。フィリピンが大好きです。楽しい波が沢山あって毎回素晴らしい時間を過ごせます。早くまた戻ってきたいです」
ブラジリアン女子初のタイトルを獲得したルアーナ 【WSL/Cait Miers】
20歳の彼女の次の目標はCT返り咲きで、その戦いは6月から始まる。
「本当に最高の気分。言葉が見つからないわ。最近、幼なじみの親友を亡くして辛い時期を過ごしていたの。最後の波は彼女が送ってくれたものだと思う。この勝利は彼女とその家族に捧げる。本当に嬉しい。全ヒートを必死に戦った。ベストの波がなかなか掴めず、苦しいヒートばかりだったけど、どのヒートもなんとか乗り切って、やり遂げることができた。今は幸せよ」
【WSL/Cait Miers】
インドネシア初のチャンピオン
インドネシア初のタイトルを獲得したブロンソン 【WSL/Cait Miers】
「本当に最高の気分で、まだ少し信じられないね。インドネシアのために結果を出せたことが特別だよ。このトロフィーを母国に持ち帰れることをとても誇りに思う。フィリピンでの1週間は本当に素晴らしく、ここで過ごす時間が別なものになった」
ウィンターも8.77と9.07を出して強烈なサーフィンを披露していたが、ブロンソンは一つの波で2回のエアーをメイクするジュニアとは思えないライディングでパーフェクト10を出してウィンターを上回っていた。
一つの波で二つのエアーを決めて10ポイントを出したブロンソン 【WSL/Cait Miers】
スタイリッシュなサーフィンでファイナルまで進んだウィンター 【WSL/Cait Miers】
インドネシア・スンバワ島のレイキーピークでオーストラリア人の父親とインドネシア人の母親の間に生まれたブロンソン。
インドネシアのレジェンド、リザール・タンジュンの息子がブロンソンと親友である縁もあり、リザールが早くからサポートして成功へと導いている。
また、和井田理央も古くから付き合いがあり、今回の快挙にメッセージを送っている。
『World Junior Championships』結果
1位 ブロンソン・メイディ(IDN)
2位 ウィンター・ヴィンセント(AUS)
3位 ディラン・ドネガン・ドス・サントス(ESP)、レニックス・スミス(AUS)
5位 オーウェン・モス(USA)、ブレア・バートン(USA)、ルーク・トンプソン(RSA)、カイ・オドリオソラ(ESP)
ウィメンズ
1位 ルアーナ・シルヴァ(BRA)
2位 中塩佳那(JPN)
3位 ロジー・スマート(AUS)、アレナ・ロドリゲス(PER)
5位 アネット・ゴンサレス・エチャバリ(EUK)、アイラ・ハパッツ、シエラ・カー(AUS)、ラウラ・ラウピ(BRA)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)
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