ゴルファーのための食事学「あなたの水分摂取量は足りている?」
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今回は『水分摂取量』について考えていきたいと思います。
皆さんは自分が1日に必要な水分の量を知っていますか?
「水は1日に2L飲みましょう!」と聞いたことのある方は多いかと思いますが、あなたに必要な水分の量も同じでしょうか。
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身体からのサインをもとに、まずは自身の水分量が足りているのか確認してみましょう。
ポイントは2点です。
① 体重の増減
② 尿の色
1つずつ解説します。
『体重の増減』
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脂肪や筋肉は増やすにも減らすにも、時間がかかります。よって、1日で体重が大幅に変化した場合、これは体内の『水』が変動したことを示します。ラウンドやトレーニングなど多量の発汗を伴う運動をした日には、体重の増減無く1日を終えることが重要です。
「この体格の人はこの水分量!」と決めることが出来れば分かり易いですが、1日の活動量は人によって異なります。また水分は飲み物だけでなく食事にも含まれるため、それぞれが自分にとって適切な量を見つけることが重要です。
『尿の色』
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厚生労働省のホームページ「あんぜんプロジェクト」では、下記の資料を掲載しています。
参考:https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/2015/sakuhin5/n006.html
健康な尿の色は、透明〜薄い黄色の範囲に収まります。黄色〜濃い黄色の場合には、図に示されているようにコップ1杯以上の水を摂る必要があります。
『ゴルフと脱水』
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脱水はその程度により症状が異なります。
体重に占める水分の減少率が2%に達すると、喉の乾きを感じる方が多いとされています。そしてこの喉の渇きを感じた時は、既に集中力を失い始めており、スポーツのパフォーマンスも低下しています。つまり、自身の感覚に頼るのでは遅いのです。
ゴルフは集中力が勝敗を左右するスポーツです。喉が乾く前に、小まめに水分補給を行う必要があります。
最後に、水分の減少率が2%を超える場合の症状をお伝えします。4%で身体の動きがにぶり、イライラ感や吐き気を催す方が増えます。6%では手のふるえ、8%で呼吸困難を起こすこともあります。
このように、水分が不足することは命に関わります。アスリートの皆さんはご自身で自分の命を守りましょう。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正な値は変化します。
引き続き様々な観点から、ラウンド中の栄養管理についてご紹介させていただきます。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
※この記事は2024年4月27日の再投稿(再編集)記事です
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