胸やけ・胃もたれを引き起こす逆流性食道炎とは?薬剤師が教える対処法
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1.胃の不調の原因は逆流性食道炎かも?
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主な症状は胸やけや胃もたれで、のどの違和感、声のかすれ、慢性の咳などの症状が出る人もいます。
逆流性食道炎は、食道と胃のつなぎ目の、下部食道括約筋という筋肉が緩むことで発症します。
下部食道括約筋は、食物が通過するとき以外は閉じていますが、この筋肉が緩むと胃から食道への逆流が起こってしまうのです。
下部食道括約筋が緩む原因としては、
(1) 加齢による変化
(2) 食べ過ぎ、早食いなどによる胃内圧の上昇
(3) 肥満、衣服による締め付けなどによる腹圧の上昇
などが考えられます。
加齢によるからだの変化はゆっくりと、しかし確実にやってきます。そのため、10代・20代のころと同じ食事や生活を続けていると逆流性食道炎になるリスクが高くなってしまうのです。
2.逆流性食道炎の対処法
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2-1.消化器科や胃腸科を受診
逆流性食道炎は、食道がんの原因にもなりうる病気です。
とくに、パレット食道がんは、逆流性食道炎などにより胃酸が逆流することで、食道と胃上部の接合部の組織に炎症を与え発生するといわれています。
違和感に気付いたら早めの受診をおすすめします。
2-2.食事や嗜好品の見直し
逆流性食道炎の一番の原因は生活習慣にあるといっても過言ではありません。
食べ過ぎや早食いは避け、脂っこい食事や、アルコール、炭酸飲料、喫煙はできるだけ控えましょう。
肥満による腹圧の上昇も逆流性食道炎の原因のひとつですので、おなか周りが気になる方は体重を減らすのも効果的です。
少しの工夫で逆流性食道炎の予防ができるため、まずは、生活習慣を見直すのが近道かもしれません。
2‐3.胃酸の逆流を防ぐ姿勢
逆流性食道炎の症状は、胃酸が逆流することで起こります。そのため、姿勢に気を付けることで物理的に逆流を防ぐことが可能です。
日常生活では前かがみの姿勢はできるだけ避け、食べてすぐに横になるのはやめましょう。
就寝時には、頭を高くすると重力で胃酸が逆流しにくくなります。また、左側を下にして寝るのも効果があるといわれています。
胃酸が逆流しにくい姿勢を意識しながら生活してみてください。
3.逆流性食道炎には漢方薬も使われています
逆流性食道炎による不調には
・胃腸の消化機能を回復させる
・自律神経のバランスを整えてストレスが原因の胃酸分泌を軽減する
・からだを温めて胃の働きを改善する
などの働きを持つ漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。
<おすすめの漢方薬>
安中散(あんちゅうさん):胃腸を温めて痛みを抑えたり、胃酸の分泌を抑えたりする漢方薬です。逆流性食道炎をはじめ、胃炎、胃酸過多、胸やけなどに用いられます。
漢方薬は自分の体質や症状にあったものを選ぶことが大切です。「あんしん漢方」なら、漢方のプロが自分に適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が可能です。漢方薬もうまく使いながら、胃腸の不調を解消しませんか?
4.胸やけ・胃もたれから解放されよう
[文:あんしん漢方]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
※この記事は2024年9月21日の再投稿(再編集)記事です
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