更年期のイライラ「漢方」で解決!穏やかメンタルを保つ秘訣
【(c)CoCoKARAnext】
更年期になると、今まで気にならなかったような些細なことでもイライラしやすく、そんな自分に落ち込んでしまうことありませんか?
そこで、今回は更年期にイライラしやすい理由や、イライラ解消のために取り入れたい漢方薬についてご紹介します。
※リンク先は外部サイトの場合があります
1.原因不明のイライラ……それって更年期かも?
1‐1.「更年期」とイライラの関係
【(c)CoCoKARAnext】
しかし、年齢を重ねるにつれて、エストロゲンの分泌量は減少するといわれています。その結果、セロトニンが不足し、精神をコントロールしにくくなってしまうのです。
これらの変化がストレスとなり、イライラを加速させてしまうと考えられています。
1‐2.更年期は男女関係なく起こる
【(c)CoCoKARAnext】
男性の更年期は、男性ホルモンであるテストステロンの分泌減少が原因であると考えられています。女性と同様に、男性も更年期になると、心身にさまざまな不調があらわれやすくなってしまうのです。
一方で、男性の更年期は女性の更年期に比べて認知度が低く、本人も周りも見過ごしやすいので注意が必要です。
2.更年期のイライラには漢方がいい?
【(c)CoCoKARAnext】
漢方薬は自然由来の生薬の組み合わせで作られていて、心とからだ全体のバランスを回復させる働きを持つといわれています。そのため、更年期の多様な症状の改善を得意としているのです。
漢方医学には、からだを支える3つの要素である「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という考え方があります。更年期のイライラは、ストレスなどによる「気」の滞りが原因であると考えられています。
2‐1.漢方はイライラにどう作用する?
そんな更年期のイライラには、婦人科や心療内科の治療でも使われている漢方薬がおすすめです。
漢方薬は、「気」の巡りをよくしたり、不足しがちな「血」を補ったりすることで、イライラを抑える効果が期待されています。
心とからだ全体にアプローチするため、冷え、太りやすい、良く眠れないなどの複数の症状を同時に改善できると考えられています。
2‐2.イライラなどの情緒不安定に効く漢方薬は?
それでは、更年期のイライラに使われる代表的な漢方薬をご紹介します。
<イライラが気になる方におすすめの漢方薬>
・加味逍遙散(かみしょうようさん):肩凝りやのぼせが気になる方に「血」を補い、「気」の巡りを整える漢方薬です。余分な熱を冷ますことで、のぼせやイライラを抑えます。
・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):胃腸が弱く、神経がたかぶりやすい方に「気」の巡りを整え、「血」を補う漢方薬です。イライラなどの興奮症状を抑えるほか、更年期障害にも用いられます。
3.更年期の漢方は「体質」と「症状」で選ぶ
【(c)CoCoKARAnext】
また、自然由来の漢方薬はからだに優しく、西洋薬の服用に抵抗がある方でも取り入れやすいでしょう。
ただし、漢方薬を選ぶ際には、自分の体質や症状に合ったものを選ぶことが何よりも大切です。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、思わぬ副作用が起こることもあります。
4.イライラを抑えて自分らしい毎日を
【(c)CoCoKARAnext】
繰り返すイライラには、症状の根本原因にアプローチできる漢方薬を取り入れるのがおすすめです。
ただし、漢方薬は自分に合ったものを選ぶことが重要なので、服用の際は専門家に相談するとよいでしょう。
つらいイライラをはねのけ、自分らしい毎日を取り戻しましょう。
[文:あんしん漢方]
※この記事は2024年8月28日の再投稿(再編集)記事です
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ