【スプリンターズS×過去データ分析】前走着順別の狙い筋を探る!
【データ分析】
前走1~2着が好成績
■表1 【スプリンターズSの前走着順別成績、過去9年】
前走3着の成績は少し下がり、前走4着は連対率25.0%、複勝率37.5%、複勝回収値137と優秀。前走5着は3着2回ながら複勝回収値310だった。
前走6~9着、前走10着以下の間には大きな差がないのが特徴で、むしろ後者の方が成績は良かった。ただ、前走5着以内に比べた場合は割引が必要となる。
前走セントウルSとキーンランドC組に注目
■表2 【前走1~2着馬の前走レース別成績、過去9年】
マイルG1組ならば前走6着以下でも
■表3 【前走6着以下の前走レース別成績、過去9年】
一方、セントウルS【0.0.0.20】やキーンランドC【0.0.0.21】は厳しく、6着以下に敗れたら巻き返すのは相当厳しいとみた方がいい。
前走3~5着馬は内枠に入るとチャンスか
■表4 【前走3~5着の枠番別成績、過去9年】
【結論】
セントウルS連対馬とキーンランドC勝ち馬
前走3~5着馬はオオバンブルマイ、ナムラクレア、モズメイメイ。この中では内枠を引き当てた馬が穴候補として面白そう。
前走6着以下の馬は複数いるが、マイルG1組は見当たらない。それでも強いて注目馬を挙げるとすればマッドクールとルガル。前者は23年スプリンターズS2着、24年高松宮記念1着など明らかに実績上位。後者は休み明けだが、今年の高松宮記念で1番人気に支持された馬だ。
ライタープロフィール
小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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