なぜ熱中症対策に「キウイ」と「バナナ」がおすすめなのか?専門家の意見総まとめ
今回は、熱中症対策におすすめのフルーツを2つ紹介します。
【MELOS】
熱中症対策におすすめのフルーツ1「キウイ」
ビタミンCを多く含み、熱中症を予防
キウイフルーツは、熱中症対策として摂りたい栄養素の代表格「ビタミンC」を豊富に含んでいます。
暑さに慣れていないうちほど熱中症になる危険性が高いと言われていますが、ビタミンCは摂取することでカラダの暑さへの順応が早くなることが研究で示されています(出典1)。
そして抗酸化作用をもつビタミンCは、暑さによって体内に増える有害な活性酸素を抑える働きも持ち、免疫力を高めてくれます(出典2)。
ミネラル不足を補う食品としても最適
また、夏は汗と共にカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルが体内から失われ、ミネラルの不足は熱中症の症状が出やすくなる原因にもなります(出典3)。
その点でカリウム、マグネシウム、カルシウムを豊富にバランスよく含むキウイフルーツは、ミネラル不足を補う食品としても最適です。
疲労回復にもおすすめ
このほか、不足すると疲労物質が蓄積し、熱中症になりやすくなる栄養素「ビタミンB群」(出典4)8種のうち、キウイフルーツはビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸の6種を含んでいます。
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キウイフルーツは低GI食品で水分吸収が緩やかなため、夜トイレが近くなることが気になる人は、水の代わ
りに就寝前に食べるのも一つの選択肢です。
また半分にカットするだけで手軽に食べられるキウイフルーツは、スポーツの合間の水分補給にもうってつけです。
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[2]Jockers D:Enjoy Super Food Nutrition for the Summer. Natural News, 2010(Mar.30,2012). http://www.Naturalnews.com /
028923_super-foods nutrition.Html
[3]Saraymen R et al:Sweat CopPer, Zinc, Iron, Magnesium and Chromium Levels in National Wrestler.ln6nO Universitesi Tlp FakUltesi
Dergisi 2004;11(1):7-10.
[4]谷口英喜、田中明美. 熱中症予防のための食生活―食事面からのアプローチによる予防策. Geriat. Med 52(5):519-525 ,2014
熱中症対策におすすめのフルーツ2「バナナ」
バナナで有名な株式会社スミフルジャパンと、爆発的ヒットとなったICE RING®を株式会社F・O・インターナショナルが、「こどもを守る 熱中症対策」を実施しており、その取り組みの中で、バナナが夏に適した果物であることを啓蒙しています。
【MELOS】
暑い日に汗をかくと、体内のミネラル(カリウムやナトリウム、マグネシウムなど)が失われます。
カリウムはナトリウムとともに体内の水分バランスを維持し、筋肉の収縮や神経伝達に関わっています。またマグネシウムも筋肉の収縮に関わり、カリウムの代謝にも必要です。
身体がだるい、力が入らないなど夏バテの症状はこれらミネラル不足が原因になっていることもあるため、補う必要があります。
水分補給だけだとめまいや頭痛、下痢などが起こりやすくなる
そして熱中症予防には水分補給が重要ですが、水だけを摂取していると血液中のミネラルの濃度が低くなり、めまいや頭痛、下痢などが起こります。
重症になると意識障害、呼吸困難などの症状が表れるため、熱中症とともに注意が必要です。
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バナナは、カリウム(100gあたり360mg※)・マグネシウム(100gあたり32mg※)が豊富に含まれており、熱中症予防が期待できる食べ物のひとつです。
※文部科学省.日本食品標準成分表2020年版(八訂)
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