暑い日、どんなものを食べればいい?熱中症にくわしい医師が回答

MELOS -メロス-
熱中症になりにくい身体を作るためには、夏前までに行っておきたい「長期的な栄養対策」と、夏本番になったら意識したい「短期的な栄養対策」があります。

今回は、暑い日に意識したい食事戦略について、済生会横浜市東部病院 患者支援センター長/周術期支援センター長/栄養部部長で医師の谷口英喜先生の解説をもとにお届けしていきます。

猛暑時期に意識したい栄養素1 ナトリウム

ナトリウムは塩に含まれる栄養ですが、ナトリウムを適度に摂取しつつ水分補給をしないと、体内には吸収されにくく、残りにくいのです。

●水だけを多量に摂ると…いわゆる水中毒となり、体内の塩分濃度が極端に下がってしまうと低ナトリウム血症を起こすリスクも
●逆に塩分のみで水分を摂取しないと…水分の実質的な補給に繋がらず、危険

塩飴だけ、梅干しだけではなく、必ず塩飴、または梅干し1つにコップ1杯の水分をあわせて摂ることを忘れずに行いましょう。

真水だけを1時間に1リットル以上飲むと危険です。必ず塩分が含まれた水分か、食事とあわせて摂るようにしましょう。

猛暑時期に意識したい栄養素2 カリウム

野菜や芋類、藻類に豊富なカリウムは尿を出しやすくし、体温を下げることに役立ちます。

猛暑時期に意識したい栄養素3 ビタミンB1

緑黄色野菜や豚肉に豊富に含まれるビタミンB1は熱中症の症状を緩和させてくれます。暑さによる疲労感をやわらげ、食事から摂取した糖質を体内で燃やして効率的にエネルギーを作ることで必要な身体作用をサポートしてくれます。

これらをいっぺんに摂ることができるのが、ビタミンB群もビタミンCも豊富に含む夏野菜や果物。

・キウイ
・トマト
・きゅうり
・かぼちゃ
 など
豚肉を入れた夏野菜カレーなどもおすすめのメニューです。

【MELOS】

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