「サングラスの色や濃さ」で効果は違うの?専門家に聞いてみた

MELOS -メロス-
目から入る紫外線や眩しさは、目の健康のみならず疲労感にもつながると言われています。

ぜひサングラスで目の保護を! と選ぶものの、多種多様なサングラスに、どれを選べばいいかわからない。

サングラスの色と濃さは、何にどう影響するのでしょうか?

約10年間の店舗勤務の中で1万人以上の目を見てきた、眼鏡市場の広報を担当する掛本紀子さんに聞いてみました。

【MELOS】

カラーサングラスの色や濃さで効果は変わる?

気になるのが、透明や、すごく薄い色のレンズでもいいのかな? という点です。色味や色の濃さで効果は変わるのでしょうか。

「眩しさを防ぐという観点では、レンズのカラーは濃いほうが効果は期待できます。アウトドアや屋外スポーツなどで眩しさをしっかり防ぎたいときは、レンズの色が濃いものを選ばれると良いと思います。紫外線対策という観点でいうと、紫外線カット率99%以上の機能がついたレンズを選んでいただければ、無色や薄いカラーのレンズでも効果を発揮します」(掛本さん)

野外活動が多い、アウトドア時:濃い色味を選ぶのがオススメ
日常生活:薄めの色味でもOK


マスク生活のときは濃度が薄めのサングラスが人気でしたが、マスクを外すシーンも増え、濃いサングラスを購入する人も増えてきているのだそう。たしかにマスクをして濃いサングラスだと、圧が強いですもんね。

カラーサングラスの色別の効果

ブラウン系:色のコントラストを高め青色系の光をカットする効果があるため、視界がクリアになります。また、緑色が明瞭に見えるようになり、ゴルフなど自然の中で過ごすときに向いています。

グリーン系:青系と赤系の光を遮断する効果により目が疲れにくくなります。そのためドライブなど⾧時間にわたり目を使う時におすすめです。

グレー系:日差しを遮りまぶしさを軽減する効果が高いため、屋外のスポーツ、お散歩、ランニングといった屋外活動に向いています。

【MELOS】

ゴルフをするときに適したレンズ、運転をするときに適したレンズなどもあるためサングラスを買うときは、どんな目的で使うのかを想定しておくとよいと、掛本さんは語ります。

そういえば、ランナーの人は表面が虹色に見えるサングラスをつけているのをよく見ますが、これはミラーレンズと言ってレンズ表面を鏡のように反射加工したファッション性を高めたレンズが使われているそうです。
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