寝る前のスマホ、なぜやめられない?睡眠専門家が妥協案をアドバイス

MELOS -メロス-
寝る前のスマホ(ブルーライト)は睡眠の質を下げる。分かっていても、ベッドでのスマホいじりをどうしても止められない。そんな現代人は多いのでは。

エマ・スリープと全薬工業の調査によると、「睡眠時間が確保できない理由」の1位は「寝る前についついスマホを触ってしまう」という結果も出ています。

「濃縮睡眠」を提唱している睡眠セラピストの松本美栄さんが、この問題についての見解と対策を述べています。

【MELOS】

寝る前もスマホが手放せない時点で「すでに依存症」である

スマホが手放せない時点で、脳疲労が溜まっている状態と言えます。スマホ依存ですね。アルコールやニコチンのように中毒性が高く、ドーパミン依存と捉えることができます。

スマホ自体が依存性を高めるような設計となっているので、手放せないのは脳疲労が高まっている状態であり、意志が弱いだけの問題ではないと考えています。

そうはいっても寝る前のブルーライトは目の刺激になり、脳を興奮させ、なかなか鎮静化されないので、深い睡眠にはなりにくいわけです。そのため成長ホルモンも分泌されにくく、疲れもとれにくい。

【MELOS】

こういうことをしっかり認識するだけで、寝る前になんとなくスマホを触るという行為を止めてみる人もいます。

やってみると睡眠の深さや目覚めも違うので、実感してさらに控える人もいます。

ブルーライトカットを意識する、画面から距離をとるのもアリ

それ以外では、ブルーライトカットでしょうか。効果に関してはいろいろな説がありますが、ブルーライトカットシールやメガネ、端末の設定を変えるとよいでしょう。

距離を離してみるのもひとつの手です。テレビでも、少し距離をとって視聴するとブルーライトの影響を抑えることができます。

少しずつ、できる範囲内から試していくのがよい

極端に変更するのも勇気がいるので、ちょっとずつ変えていくのが良いかと思います。

布団の中には持ち込まないとか、明かりを消したらスマホを触るのを止める、寝る30分前からは止めるなど。

そうしていくうちにどこかで脳疲労の解消が実感できるので、行動にもさらに変化が出てくるかと思います。
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