チンニング(懸垂)の基本のやり方【初心者のための4ステップ】

MELOS -メロス-
鉄棒にぶら下がり、顎が鉄棒の上に来るまで体を持ち上げる。それが懸垂です。

1回もできない人も少なくないため、懸垂を連続5回以上できる人は中級者と言えるでしょう。

ここでは、懸垂初心者のための基本ステップを解説していきます。

【MELOS】

ステップ1.ぶら下がってキープ

まずは、鉄棒から肘を伸ばしてぶら下がるだけ。

手のひらは前に向けて、手幅は肩幅と同じぐらいの広さの位置で握ります。
足先は揃えて、体が1本の棒になったような状態を保ちましょう。

30秒程度を無理なくできるようになったら、次に進みましょう。

【MELOS】

ステップ2.ぶら下がったまま両足を前へ上げる

次に、ぶら下がった状態から腕を伸ばしたままで肩甲骨を押し下げます。
さらに腹筋に力を入れ、揃えた両足を前に上げましょう。

この姿勢を保ったままでぶら下がります。

【MELOS】

ここでは肩と体幹を鍛えます。
これも徐々に時間を伸ばし、20~30秒程度を目安に次に進みます。

ステップ3.あごが鉄棒の上に来るところまでジャンプ

低い鉄棒、あるいはベンチやボックスなどを踏み台に利用して、あごが鉄棒の上に来るところまでジャンプしてください。

この状態で静止します。

【MELOS】

ここで鍛えられるのは上腕筋です。

最初は1秒も静止していられないかもしれませんが、それでも構いません。ジャンプをくり返して、あごが鉄棒の上にある時間を伸ばしていきましょう。

4~5秒静止できるようになったら、次に進みます。

ステップ4.下に降りる動作をゆっくり行う

あごが鉄棒の上にある状態から下に降りる動作を、可能な限りゆっくり行います。
あごが棒の下まで来たらまた上がり、同じ動作を4~5回繰り返します。

【MELOS】

いわば、懸垂を部分的に行う動作です。肘は曲げたままですが、その角度を少しずつ広げていきましょう。

上下する距離が伸びれば伸びるほど、懸垂に近づいていきます。

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筆者プロフィール

角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
【公式Facebook】https://www.facebook.com/WriterKakutani

<Text & Photo:角谷剛>
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著者プロフィール

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