子どもの「心の知能指数(EQ)」を高める方法とは

MELOS -メロス-
新学習指導要領により、「非認知能力」を育成していくことが求められるようになりました。

非認知能力とは、学力のように測ることができるものではなく、友達と仲よくしたり、物事を我慢するといった、数値では測れない能力の総称のこと。

小さい頃からこのような非認知能力を培っていかないと、孤独でいることを望む子に育ったり、自分さえよければいいという考えが強い子になるかもしれません。

「三歳児神話」「三つ子の魂百まで」というように、小さい時期の教育は一生を左右する大事なものです。「まだ小さいから」といっておろそかにしていてはいけません。では、どうアプローチすればよいのでしょうか。

【MELOS】

非認知能力は「運動遊び」で高めるのがオススメ

幼児体育の世界では、幼児体育よりも運動遊びを行わせた方が、子どもの運動能力が育つということが研究により明らかにされています。

大人が教え込むよりも、遊びの中で学んだ方が身につきやすいのです。

非認知能力についても、大人が「ああでもない、こうでもない」と指導するより、遊びの中で仕向けた方が身につくでしょう。

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例:2人組で行う運動遊びで「協力」を学ぶ

たとえば、2人組で手をつないで行う手つなぎ鬼。自分勝手に好きなように逃げようとすると、息が合わずに遅くなってしまいます。少し我慢してスピードを落とすなど、2人で協力した方がスムーズに逃げることができるでしょう。

そうした経験を遊びの中で積めるよう仕向けていくことで、非認知能力を学んでいくことができるのです。

何となく遊ばせたりするのではなく、こうした意図を持って遊びを提案していくと、子ども達は遊びの中で友達を大切にするようになります。

筆者プロフィール
赤堀達也(あかほり・たつや)
1975年生まれ。静岡県出身。小中学校・大学でバスケを指導し、小・大で全国出場、公立中学で県Best4 に入るなどの実績を残す。最高は全国準優勝。選手育成は独創的理論による論理的指導で行い、新体力テストが最低水準校で県大会優勝、高校時代に日の目を見ない大学の選手で東海1部に昇格した。また幼児・高校の体育も行い、全年齢の子どもに携わる。現在は群馬医療福祉大学で教鞭を執り、幼児の体育・健康の授業や研究を行っている。また学校における働き方改革の部活動問題の解決に向け、社会体育クラブを設立・活動している。
[HP] https://mt-a.jimdo.com

<Text:赤堀達也>

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著者プロフィール

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