【ゴルフ】起き上がりを改善する練習ドリルとは

ココカラネクスト

【(c)CoCoKARAnext】

 トータルゴルフフィットネス トレーナーの谷崎です。

今回は、『 起き上がりがなかなか直らない人に行ってほしい起き上がりを直すコツ! 』をお伝えします。

実は私も起き上がりで10年以上悩んでいました。
その10年間でも色々試行錯誤した内容をまとめて当クラブでも過去に動画にして配信をさせて頂きました。
その動画は多くの方に見て頂き、反響があったということは「 起き上がり 」に悩んでいる方はとても多いということが判明しました。

今回の起き上がり改善の内容は、前回の動画ではお伝えしていない練習ドリルのご紹介です。
これは私自身が起き上がりを治すために取り組んだ動きの練習ドリルです。
ですが、この練習ドリルでは上手くいきませんでした。
その取り組んだ練習ドリルとは、壁を使った動きです。
壁にお尻をつけスイングの動きをして起き上がりを改善する方法です。
このような練習方法は様々なところで多く取り上げられています。
そして、この取り組みをされている方はとても多いと思います。
上手くいっている人、上手くいってない人様々いますね。
実は私はこの練習方法では上手くいきませんでした。
私の実体験をもとになぜこの練習がうまくいかなかったのか掘り下げた内容と共に改善策をお伝えします。
壁ドリルでは改善できなかった人、まだ壁ドリルを試していない方はこのやり方で練習をしてみてください。
まずはどんな人に今回ご紹介する壁を使用したドリルが効果的かをご説明させて頂きます。

では、後方からのスイング動画をご覧ください。
アドレスの時のお尻の位置に縦に線を引きます。

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このまま動画を進め、インパクトの時に動画を止めてください。
インパクトのタイミングでお尻が線から離れてしまっている人はこの後ご紹介する壁ドリルをやるべき方です。

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いわゆる「 アーリーエクステンション 」と呼ばれるスイングエラーをしてしまっています。

このスイングエラーを直すためにこの壁ドリルを実施します。

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1.壁を背にしてアドレスを作ります
2.お尻を壁につけます
3.お尻が壁についたままスイングを行います
★ポイント★
・お尻が壁から離れずに行います

みなさんがよく目にする壁を使ったドリルが上記のものです。
スイング動画で線を引いた位置の役目をするのが壁になります。
ここから離れずにスイングの動きを作ることによってアーリーエクステンションの改善に繋がるというものです。
ではなぜ私のアーリーエクステンションはこのドリルでは直らなかったのでしょうか。
うまくいかなかった原因はいくつかありますので1つずつお伝えします。

うまくいかない理由1

『 壁は平らである 』
壁は板状であるため、骨盤のローテーションがとても意識しづらいということです。
バックスイングでお尻が離れてしまう方はあまりいません。
右打ちの方でしたら右のお尻が壁につき、その後切り返して左のお尻をすぐに壁につけようとするための動きがうまくいきません。
壁は真っ直ぐな板のため横移動が強調されやすいです。
後ろ側に壁があるためそれ以上後ろには骨盤を回すことが出来ません。
そのため横に動いてしまう傾向が強く出ます。

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その結果アーリーエクステンションの改善どころか少しスウェイしやすくなってしまいます。

うまくいかない理由2

『 腕の動きを無視しがち 』
この動きを行う際に腕の動きを気にせずに骨盤の動きだけをしてしまため、実際のスイングになると運動に結びつかないという事態になってしまいます。
起き上がりとクラブは切っても切れない関係です。
なので、ポールを使った練習の際にも必ずクラブを持って行ってください。
クラブの持ち方をスリップハンドにするとよりイメージが湧きやすいと思います。

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それではこのうまくいかないを解消する練習方法をお伝えします。

練習ドリル1

これらのドリルを行うのであれば壁を使用するのではなく、円形の物をお尻に置き実施するのが1番効果的です。

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当クラブではこれを「ストレッチポール」を使用して行いました。
ストレッチポールがない場合は円形ものであれば構いません。
キャディバッグなどでもいいです。

では、この動きを正面から見ていきましょう。
気を付けるポイントは「左足の角度」です。

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アドレスでの角度を維持したままスイングをしていきましょう。
このままお尻の後ろにポールやキャディバッグを置きその形に沿って骨盤を動かしていきましょう。

練習ドリル2

骨盤のローテーションをスムーズに行うためにはこちらのエクササイズがオススメです。

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1.壁に手をつきアドレス姿勢を作ります
2.この状態のまま骨盤を右へ左へと交互に回旋します
★ポイント★
・両手で壁を少し押して行うことで腹筋を意識しやすくなります

まとめ

今回は私自身の経験を用いて、起き上がりを改善するために最適な練習方法をご紹介しました。
起き上がり改善としてとても広まっている練習ドリルですが、この動きにもさらにより良くするための方法が実は隠されていました。
壁を使用して起き上がり改善を挑戦してみたけどうまくいかなかった方や起き上がりに悩んでいる方はこの練習方法を試してみてください。
身体の動きからゴルフスイングを変え、スイング改善・スコアアップ・飛距離アップなど様々な目標を達成させていきましょう。
[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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