心理士が考える、次が決まってなくても辞めたほうがいい会社とは

MELOS -メロス-
職場の人間関係やパワハラ、モラハラ、仕事内容が向いていないなど、転職を考えるきっかけはいくつもあります。

とはいえ、次の仕事が決まっていないタイミングで辞めるのはなかなか勇気がいること。そうでなくても、転職という環境の変化自体が大きなストレスになりますから、転職するかしないか決めかねている人も多いでしょう。

パワハラ、モラハラを行う会社であれば、一刻も早く抜けたほうが良いでしょう。状況によっては次の転職先が決まってなくとも、心身の健康を優先したほうがいいパターンも多くあります。

それ以外でも、「次が決まってなくても辞めたほうがいい会社」があります。

つのだデンタルケアクリニック院長で、日本選択理論心理学会認定選択理論心理士の角田智之先生監修の記事から、一部抜粋してお届けします。

【MELOS】

私が考える、会社を辞めたほうがいいサイン

体に何らかの症状が出ている場合は、退職を検討するサインなのではないでしょうか。

メンタルが体に及ぼす影響は計り知れないものがあります。症状も多彩で、私の専門である「舌痛症」もそのひとつです。

舌が焼けるように痛くなったり、ヒリヒリ、ぴりぴりするのです。

ほか、以下なども挙げられます。

胃が痛い
体が重い
なにかやる気が出ない
心臓のドキドキが止まらない
頭痛

腰痛がある

ストレスや思い通りになっていないことがあると、体は症状を出してきます。

実際に胃潰瘍などの病気を作ってしまう場合もありますが、症状があるのに病院で調べても原因不明ということも多く見られます。

【MELOS】

それは、その方の抱えている大なり小なりの“不幸”が原因と思われます。その“不幸”の原因が仕事や会社にあるとすれば、辞める選択も浮かんできます。

次が決まってなくても辞めたほうがいい会社とは

理念がない会社です。私はそう考えます。

理念とは“本来あるべき姿”です。理念は非常に重要で、業務における判断選択をする際、よりどころとなる考え方です。

これがなければ、海図のない海を社員が勝手に航海しているようなものです。

【MELOS】

もし海で迷っても、コンパスと海図があれば目的地は見えています。判断に迷ったときは理念に立ち返れば良いという導きになります。

理念が社員に知られていない、押しつけになっているパターンも

立派な理念はあるものの、お飾りになってしまっている会社も残念です。

理念が社員に浸透していなければ、何を目指して働いているのか分からなくなってしまいます。

社長や役員は、社員は自分の利益のために働いていると解釈し、社員側も上層部の利益のために働いていると感じてしまいます。

これでは仕事のモチベーションも上がりません。

※本記事は「【具体例あり】会社やめたいけど次が決まってない!転職が怖い、不安なとき「勇気をもって踏み出す」方法」の一部を抜粋し、再編集したものです。

監修者プロフィール
角田智之(つのだ・ともゆき)

歯科医師。つのだデンタルケアクリニック院長・歯科医師臨床研修指導医・日本選択理論心理学会認定選択理論心理士。1992年、明海大学歯学部卒業。日本大学板橋病院、社会保険横浜中央病院、久留米大学病院、(医)高邦会高木病院歯科口腔外科を経て、2008年福岡市博多区につのだ歯科口腔クリニックを開設。2015年同じ博多区内で移転開設し、つのだデンタルケアクリニックに名称変更。予防診療と舌痛症のメンタルカウンセリングを行っている。専門分野は口腔外科、歯科心身症。
公式HP(https://tsunoda-dentoral.net)
舌専門サイト(舌痛症)(https://zettsu.com)
インスタグラム(https://instagram.com/tsunoda_dc)

<Edit:編集部>
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著者プロフィール

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