アイアンで飛ばそう! 7番8番アイアンの飛距離が変わらない人は【右手グリップ】を見直して【ドラコン世界女王・大和田紗羅が教えます】
◆ボールを上げたい気持ちがロフトを大きくしてしまう
例えば、7番アイアンのロフトは38度ですが、飛ばないと悩む人は42度ぐらいのロフトでインパクトを迎えています。これは8番アイアンと同じロフトなんです。7番で打っても8番で打っても飛距離が変わらないという人の原因はここにあります。なぜ7番アイアンのロフトが大きくなってしまうのでしょうか。それはボールを上げようとするからです。ボールが上がりにくいという先入観があると、ダウンスイングからインパクトにかけてボールをすくい打つ動きになります。同時に、フェースのロフトが大きくなるため、飛距離が出ません。
まずはボールを高く上げようという気持ちを捨てましょう。アイアンに限りませんが、ボールを高く上げるのはクラブです。クラブが持つ本来のロフトのままインパクトを迎えれば、自然と番手どおりの飛距離を得ることができます。余計な動きをしないように心がけましょう。
◆右手のひらが目標を向くように真横から添える
インパクトでも同じように右手のひらが目標を向いていれば、自動的にフェース面も目標を向くので、本来のロフトのままボールをとらえます。インパクトで右手のひらが上を向いてしまうと、フェース面も上を向くので、番手どおりの飛距離が出ないと考えましょう。
インパクトで右手のひらを上に向ける人は、バックスイングの段階からその傾向が出ています。バックスイングでは、右手のひらが上に向かないようにすること。両手を腰の高さぐらいまで上げた時、スイングを止め、フェース面がどこを向いているのかチェックしましょう。フェース面が下を向き、飛球線後方から見た場合、背中の角度と同じ角度になっていればOKです。
◆教えてくれたのは…大和田紗羅プロ
撮影/村上悦子 取材・文/山西英希 取材協力/東京相武カントリークラブ(アコーディア・ゴルフ)
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