過度な筋トレは腎臓に危険!?負担を減らすために注意すべき3つのポイントとは

ココカラネクスト

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 近年、老若男女問わずブームがきつつある「筋トレ」。

特にここ最近は自宅で過ごす機会も増え、手軽にできる運動の一つとして始めた方も多いのではないでしょうか?

ですが、過度な筋トレは腎臓に大きな負担をかけ、結果として危険な病気を引き起こしてしまう可能性があるのです。

今回は、腎臓内科、透析科等を専門とする「大森真帆麻布十番クリニック」の院長・大森真帆先生に「CoCoKARAnext」がインタビューを行いました。連載第4回目の今回は、筋トレと腎臓の関係についてお伝えします。

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過度な筋トレは腎臓に悪影響!?

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健康や生活習慣病予防のために、運動は大切な要素。

ですが、過度な筋トレをすることは、腎臓にとって大きな負担となるため、おすすめはできないと大森先生は話します。

「実は筋肉をいっぱい使うと、筋肉から出る酵素があります。その酵素が一気に腎臓に流入すると、急性腎不全を起こすことがあるのです。

例えば、沢山ランニングをした後に、水も飲まずにサウナに入るとか。

それによって3キロ減りました、ということがありますが、それは3キロ分の水分が体内から失われただけで、3キロ分の脂肪がなくなった訳ではありません。

ただの脱水になっているだけで、腎臓にとって1番良くないことなんです」

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大森先生いわく、過度な筋トレ後に採血をおこなった場合、通常値の15〜30倍の異常値が出ることもあるほど、腎臓にとって危険なことだといいます。

それゆえ、運動をする際には、次の点に気をつけながらおこなうことをおすすめします。

・適度な水分補給をする
・適度な休養を挟む
・特に加圧式など、負荷をかけつつの筋肉トレーニングは要注意


人生100年時代といわれる中、適度な筋肉をつけることは必要ともいわれています。これらのことに気をつけながら、健康な体を維持しましょう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

大森真帆(おおもりまほ)
医師・医学博士。大学卒業後、都内の大学病院などで腎臓内科、透析科で勤務。その後、腎臓内科、アレルギー科を専門とする「大森真帆麻布十番クリニック」を開業。糖尿病や高血圧などを含む生活習慣病や予防医療にも注力している。
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