ボールのコンプレッションって何?飛距離との関係は?
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コンプレッションという言葉を聞いたことはありますか?
少し前までは市販されているボールのパッケージなどに必ず明示されていた数値です。
コンプレッションとは何なのか、プレーにどのように影響するものなのかご紹介していきます。
少し前までは市販されているボールのパッケージなどに必ず明示されていた数値です。
コンプレッションとは何なのか、プレーにどのように影響するものなのかご紹介していきます。
1.コンプレッションって何?
コンプレッションとは、ゴルフボールの硬さのこと。コンプレッションの数字が大きいほど、硬いボールということになります。
コンプレッションを表す単位は“kgf”。ボールを0.1インチ押しつぶすのにどれだけの力が必要かで測ります。
ボールの硬さは打球のスピン量やボールスピードに影響するため、以前はコンプレッションの数値が重視されており、コンプレッションによってロゴの色が分けられるなど、わかりやすく表示された製品がほとんどでした。
コンプレッションを表す単位は“kgf”。ボールを0.1インチ押しつぶすのにどれだけの力が必要かで測ります。
ボールの硬さは打球のスピン量やボールスピードに影響するため、以前はコンプレッションの数値が重視されており、コンプレッションによってロゴの色が分けられるなど、わかりやすく表示された製品がほとんどでした。
2.ボールの性能はコンプレッションだけでは測れなくなっている
以前はコンプレッションが重視されていたゴルフボールですが、現在はボールの構造や素材、機能などの多様化が進み、コンプレッションだけで硬さや適性をくくることが難しくなっています。
そのためコンプレッションの記載をやめているメーカーも今では多数あります。
以前はコンプレッションで分類されていた各ボールの対象ゴルファーは、現在ではヘッドスピードごとに設定されているケースが一般的です。
最近のボールは、単に硬さを変えるだけでなく、ゴルファーのパワーごとに最適な性能になるよう設計されていることが多くなっています。
そのためコンプレッションの記載をやめているメーカーも今では多数あります。
以前はコンプレッションで分類されていた各ボールの対象ゴルファーは、現在ではヘッドスピードごとに設定されているケースが一般的です。
最近のボールは、単に硬さを変えるだけでなく、ゴルファーのパワーごとに最適な性能になるよう設計されていることが多くなっています。
3.コンプレッションと飛距離の関係
ボールの硬さと、飛距離を左右するスピン量にはどのような関係があるのでしょうか。
軟らかいボールのほうがつかまりがよくスピン量が増えそうな印象ですが、実は逆。
ロフトが少ないクラブの場合、軟らかいボールを打つほうがスピン量は少なくなり飛距離につながるというデータがあります。
これは、軟らかいボールのほうがインパクト時にクラブと接している時間が長いため。
インパクトの間、ボールはバックスピンがかかる方向に捻れますが、ある時点から捻れを戻そうとする力が働くのです(リコイル現象)。
軟らかいボールのほうがつかまりがよくスピン量が増えそうな印象ですが、実は逆。
ロフトが少ないクラブの場合、軟らかいボールを打つほうがスピン量は少なくなり飛距離につながるというデータがあります。
これは、軟らかいボールのほうがインパクト時にクラブと接している時間が長いため。
インパクトの間、ボールはバックスピンがかかる方向に捻れますが、ある時点から捻れを戻そうとする力が働くのです(リコイル現象)。
4.多重構造のボールのコンプレッション
最近のボールは多重構造が一般的。第1カバー、第2カバー、コアの3重の構造が主流で4重や5重というものも中にはあります。
プロや上級者向けとされるスピン系のボールは、クラブと直接触れる第1カバーには軟らかい素材を使用してフェース面との食いつきを良くし、硬いコアを使用することで全体のコンプレッションが軟らか過ぎないよう調整しています。
アベレージゴルファーに適すると言われるディスタンス系のボールは、第1カバーに硬い素材を使用し、軟らかいコアを包むことでコンプレッションを下げ、ヘッドスピードが遅くても初速が出やすく飛距離が稼げる造りになっているものが多いです。
いかがでしたか。最近ではコンプレッションだけでボールの性能を判断することは難しくなっていますが、コンプレッションと飛距離について覚えておくと役立つ場面もきっとあると思いますので、ぜひ覚えておいてください。
プロや上級者向けとされるスピン系のボールは、クラブと直接触れる第1カバーには軟らかい素材を使用してフェース面との食いつきを良くし、硬いコアを使用することで全体のコンプレッションが軟らか過ぎないよう調整しています。
アベレージゴルファーに適すると言われるディスタンス系のボールは、第1カバーに硬い素材を使用し、軟らかいコアを包むことでコンプレッションを下げ、ヘッドスピードが遅くても初速が出やすく飛距離が稼げる造りになっているものが多いです。
いかがでしたか。最近ではコンプレッションだけでボールの性能を判断することは難しくなっていますが、コンプレッションと飛距離について覚えておくと役立つ場面もきっとあると思いますので、ぜひ覚えておいてください。
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