【WEリーグ第2節 大宮V戦】リーグ戦、初のアウェイに挑む今節。自分たちからアクションを起こし、開幕連勝を目指す

セレッソ大阪
チーム・協会

【CEREZO OSAKA】

2023-24シーズンからWEリーグ新規参入を果たしたセレッソ大阪ヤンマーレディースにとって記念すべきWEリーグ初陣となった開幕戦は、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースをホームに迎えた中、矢形海優のゴールが決勝点となり、1-0で勝利。ヨドコウ桜スタジアムに集まった多くのサポーターと喜びを分かち合い、新たな船出を飾った。

【CEREZO OSAKA】

開幕戦の勝利について、「ホッとしました(笑)。緊張もあったけど、全員が走り続けて勝てたことは大きい」と振り返ったのはDFリーダー筒井梨香。試合終了と同時に涙が溢れたキャプテンの脇阪麗奈は、「今季のWEリーグ開幕戦、セレッソがWEリーグ初戦、色々あって、試合後は泣けました(笑)。内容はそこまで良くなかったですが、全員の勝ちたい思いが出ていたと思います。気持ちの入った試合ができました」と納得の表情を浮かべた。「麗奈が涙を流すところは、悔しかった時しか見てこなかった。勝った時は、盛り上げて、笑顔で、というキャプテンが泣いていたので、ジーンときました。それだけの思いを背負っていたのだなと。同期として、仲間として、友達として、これから始まるリーグをともに支え合っていきたい」と話したのは、脇阪、筒井、矢形と同じ3期生の藤原のどか。軸としてチームを引っ張る“99年組”が大いに存在感を発揮した開幕戦でもあった。「待ちに待った開幕戦、という気持ちもありながら、開幕戦特有の硬さ、難しさは出るだろうと考えていました。それが出たのが前半だったと思います。その中でも、失点ゼロで終われた事が勝因だったのかなと。後半は多少、自分たちのリズムでやれる時間は多かったと思いますが、質や強度はまだ足りない」。開幕戦の勝因や課題について、鳥居塚伸人監督はこのように話す。開幕戦に勝てたことの意味は大きく、「トレーニングの雰囲気も変わってきた」と指揮官。「また次も勝とう、という雰囲気が生まれている。今週も質を求めて練習できた」とは10番の小山史乃観だ。

【CEREZO OSAKA】

リーグ戦としては初のアウェイとなる今節。相手はC大阪と同じく開幕戦に勝利している大宮アルディージャVENTUS。カップ戦では対戦がなかっただけに、C大阪としては初対決となる。DFラインを構成する鮫島彩、乗松瑠華、有吉佐織、今季INAC神戸レオネッサから加入したゲームメーカーの阪口萌乃、得点源の9番・井上綾香ら、なでしこジャパン経験者がズラリと並んでいるが大宮の特長だ。そうした経験豊富な選手が揃う相手に対し、いかに相手のペースに持ち込ませずに自らの良さを出していけるかは、勝負を左右するポイント。鳥居塚監督も、「リアクションではなく、アクションで守備に入っていくこと。攻撃も自分たちでアクションを起こせるか」を試合のカギに挙げる。「ベテラン選手が多いので、上手さと賢さはある。ただ、強度では自分たちが上。前半から強度で圧倒したい」とは脇阪。鮫島とのマッチアップが予想される高和芹夏も、「物怖じせず、自分から守備も攻撃も仕掛けていきたい」と意気込みを語る。立ち上がりから相手に襲い掛かる攻守を表現し、試合を優位に進めていきたい。

【CEREZO OSAKA】

昨シーズンは6位でリーグを終えた大宮V。それだけに、今季、C大阪が目標の5位以上を達成するためには、越えなければならない相手だ。「相手のホームの雰囲気に飲まれないように、自分たちのサッカーをしっかりしたい」と守護神の山下莉奈。敵地・NACK5スタジアム大宮に駆け付けてくれるC大阪サポーターとともに、開幕2連勝を目指す。
(文=小田尚史)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

Jリーグ所属のセレッソ大阪の公式アカウントです。 クラブの最新ニュースやイベント、チケット、オフィシャルグッズなど様々な情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント