【試合結果】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・1部リーグ第20節
中央大学が国士舘大学との直接対決に勝利し、1部残留争いは四つ巴の接戦に…
【©中央大学学友会サッカー部】
『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグは11月4日(土)に5試合、11月5日(日)に1試合が行われた。
既報通り、首位・筑波大学と2位・東京国際大学の頂上決戦では、筑波大学が角昂志郎の先制点を守り切って勝利。勝点を46に伸ばして6年ぶり16回目となる1部リーグ優勝を決めた。
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インカレの出場は4位・流経大まで確定。残る出場枠は2つとなった。
早くインカレ出場を確定させたい5位の日本大学は、インカレ出場圏内の6位を追う7位・東洋大学と対戦。試合は東洋大が先制するも、すぐに日大に追いつかれる展開に。それでも東洋大は後半開始直後の50分、高橋輝のゴールで再びリードを奪い試合終盤へ。このまま東洋大が逃げ切るかと思われたが、アディショナルタイムの90+3分、日大も熊倉弘達がこの試合、自身2点目となるゴールを決めて2-2のドロー決着。日大のインカレ出場確定は次節以降に持ち越しに。また目前で勝利を逃した東洋大も、6位浮上とはならなかった。また、8位・東海大学と9位・拓殖大学の試合は、50分に拓大がペナルティーキックで先制すると、その1分後に東海大学もセットプレーから丸山大和が決めて1-1に。こちらも勝点1を積み上げるに留まった。
一方、ますます接戦となってきたのが1部残留争いだ。
今節は10位・国士舘大学と11位・中央大学が直接対決。前節、上位グループの明大に大金星を挙げた国士大だが、この試合では中大の粘り強い守備に苦戦。後半のペナルティーキックの失敗などもあり、最後までゴールラインを割ることができなかった。一方、中大は12分にコーナーキックの流れから山本航生のゴールで先制すると、この1点を守りきり試合終了。この結果、中大と国士大の順位が入れ替わり、中大が10位に浮上。今季初となる11位以下の自動降格圏を脱出した。また、最下位の法政大学は6位の桐蔭横浜大学と対戦。試合は、最下位脱出を目指す法大が2点を先取するなど優勢に試合を進めるが、インカレ出場圏内を死守したい桐蔭大もすぐさま反撃し2-1に。しかしなかなか追加点を決められず2-1で法大が逃げ切るかと思われたが、90+6分、渡邊啓吾が劇的なゴールを決めて同点に追いつく。この結果、桐蔭大はインカレ出場圏内の6位をキープ。一方、法大は最下位脱出を目前で逃すこととなった。
第20節終了時点で、8位の東海大までは1部リーグ残留を確定。残留争いは9位の拓大から12位の法大までの4チームに絞られた。勝点は拓大が17、中大が15、国士大が14、法大が13と僅差だ。筑波大の優勝は決まったものの、インカレ出場権争い、そして四つ巴の様相を見せている1部残留争いは最終節まで激戦が続きそうだ。
11月11日(土)に行われる第21節では、インカレ出場権を争う6位の桐蔭横浜大学と7位の東洋大学が対戦。勝点2差の直接対決は、これまで以上に熱い戦いとなるだろう。また1部残留争いでは、12位の法政大学と11位の国士舘大学が直接対決。こちらは勝点1差とあって、さらなる熱戦が期待される。
※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。
(文・飯嶋玲子)
【©JUFA】
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■1部リーグ第20節・全結果と得点者
筑波大 1(1-0)0 東国大
得点者)【筑波大】角
法大 2(1-0)2 桐蔭大
得点者)【法大】木村、髙橋【桐蔭大】肥田野、渡邊
国士大 0(0-1)1 中大
得点者)【中大】山本
日大 2(1-1)2 東洋大
得点者)【日大】熊倉(弘達)☓2【東洋大】中山、高橋
拓大 1(0-0)1 東海大
得点者)【拓大】三浦【東海大】丸山
流経大 2(1-1)5 明大
得点者)【流経大】藤井、中島【明大】太田、中村×3、三品
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