<重賞レース分析>帝王賞は、臨戦過程などを素直に評価!
ダート部門の実力馬たちが全国各地から集う上半期のグランプリレースとして知られ、大井記念をステップに勝ち上がってきた南関東所属馬や他地区の実力馬に加え、JRAの名だたる強豪馬が一堂に会し帝王の称号を賭けて戦う。
ここでは帝王賞10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
第46回 帝王賞(JpnI)
日程:2023年6月28日(水) 20:10発走
距離:2,000m
第45回優勝馬:メイショウハリオ号 【東京シティ競馬】
■人気薄の馬が好走を果たした例は多くない
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「JRA」所属馬が優勢
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「4歳」の馬は信頼できる
【馬齢別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■大敗直後の馬は割り引きが必要
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第42回(令和元年)以降の過去4年に限ると、3着以内の馬は[3-3-3-19](3着内率32.1%)、4着以下の馬は[1-1-1-18](3着内率14.3%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。大敗直後の馬は評価を下げた方が良さそうだ。
■「1,800m」や「1,900m」のレースを経由してきた馬が中心
【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第42回(令和元年)以降の過去4年に限ると、1,600m以下の馬は[0-0-1-9](3着内率10.0%)、1,600m超2,000m未満の馬は[4-2-2-12](3着内率40.0%)、2,000m以上の馬は[0-2-1-17](3着内率15.0%)である。近年の傾向を重視するならば、前走が「1,800m」や「1,900m」のレースだった馬に注目したい。
■前走の単勝人気順がポイント
【前走の単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第42回(令和元年)以降の過去4年に限ると、3番人気以内の馬は[3-3-3-20](3着内率31.0%)、4番人気以下の馬は[0-0-0-17](3着内率0.0%)、「記録なし」の馬は[1-1-1-1](3着内率75.0%)である。前走で人気の中心となっていなかった馬は、過信禁物と見るべきだろう。
■“前年の東京大賞典”で健闘した馬は堅実
【“前年の東京大賞典”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■前走の条件に注目
【前走の条件別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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