登山初心者さん!登山好き愛犬家さん!は【入笠山】へ行ってみよう!

アウトドアハッカー

【outdoorhacker】

登山初心者さん!登山好き愛犬家さん!は【入笠山】へ行ってみよう!

近年のアウトドアブームで、登山を始める人が増えています。さらに愛犬と一緒にアウトドアを楽しむ人も増えているようです。
しかし、自分の体力に自信がない、登山の知識や経験が浅い登山初心者さんや、愛犬と登山するにもワンちゃんOKの山を選ばなくてはいけないし、愛犬の体力が心配・・・など、どの山をチョイスしたらよいのか分からず不安が盛りだくさんですね!
そこで、今回ご紹介する【入笠山】は、登山初心者さんはもちろん!愛犬と登山を楽しみたい人にとって、おススメな山です。今回は、ゴンドラを使って頂上付近まで行く、ラクチン登山コースをメインにご紹介いたします。
初めての登山、ワンちゃん連れ登山の計画を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さいね!
 
入笠山ってどんな山?
登山初心者に優しい山
この入笠山は、約2,000メートルというなかなかの標高の山。登山初心者の方は、標高を聞いただけで『そんなに体力はない!』『登山の経験や技術がない!』と諦めてしまっていませんか?確かに山のふもと、標高0メートルから登るとなると、多少の経験や体力が必要かもしれません。しかし、入笠山は、山の頂上手前まで、ゴンドラを使って行くことが出来るのです。
標高約1,000メートルに、富士見パノラマリゾート、ゴンドラ【山麓駅】というゴンドラ乗り場があります。そこまで車で行くことが出来、さらに大型駐車場が完備!そして駐車料金は無料!という寛大さ!
駐車場にはキレイに整備されたトイレに、チケット売り場や売店などがあります。売店には種類豊富なお土産品と、登山用品なども販売されており、忘れ物などをしても困ることなく安心ですね!
標高約1,000メートルの【山麓駅】からゴンドラに乗り、ゴンドラ【山頂駅】まで一気に約1,750メートルまで上がります。
ゴンドラ【山頂駅】では、トレッキングポールの無料貸し出しも行っており、誰でも自由に使うことが出来ます。まだトレッキングポールを準備されていない方や、体力に自信のない方は、ぜひ借りてみて下さい。
その後【山頂駅】からは山に咲く花々や湿原を楽しみながら歩き、頂上までの残り約250メートルほどの標高を自分の脚で登れば、山頂です。そして山頂では八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスなど360度のパノラマの大絶景を見ることが出来ますよ!
 
ドッグフレンドリーな山
ワンちゃんの入山はNGの山が多くあるなか、入笠山はドッグフレンドリー!ドッグウェルカムな山なのです。

■愛犬も一緒にゴンドラ同乗OK
ワンちゃんが入山OK!というだけではなく、ゴンドラも飼い主さんと一緒に乗ることが出来ます。ゴンドラのチケット代は往復¥800円!とわりとリーズナブルな価格です。さらにチケット購入時に、ワンちゃんの排せつ物を入れるエチケット袋をもらえます。

■愛犬と一緒に宿泊できる宿
入笠山の中腹に、ワンちゃんと泊まることの出来る落ち着いた雰囲気の山荘があります。ワンちゃんと早朝に山頂に行きたい!ワンちゃんの疲れをゆっくり癒したい!ワンちゃんと山小屋の雰囲気に浸りたい!という方は、ぜひ山荘での宿泊を視野に入れてみて下さいね!

■愛犬と一緒にテラス席で食事
山荘にある食事処は、外でのテラスではワンちゃんと一緒に食事ができます。かさばる荷物を置けるザック置き場が設置されているので、席をゆったりと使うことが出来、ワンちゃんとくつろぐことが出来ます。

■排せつ物用の袋と専用ゴミ箱
登山道のところどころに、ワンちゃんの排せつ物を処分できる専用のゴミ箱が設置されています。ゴンドラのチケット購入時にもらったエチケット袋に入れ、必ず専用のゴミ箱へ入れるか、持ち帰るようにしましょう。

■ドッグラン
山の中腹にある山荘では、ワンちゃんを遊ばせることの出来るドッグランがあります。山ではリード装着が必須のため、走ることや遊ぶことが大好きなワンちゃんのストレス発散に役立ちますね!
 
シーズンごとに違った美しさを楽しめる山 
春の4月下旬から5月上旬あたりに、ゴンドラ【山頂駅】からすぐのところ、山の斜面に約5万本のカタクリが見ごろを迎えます。そして5月上旬ごろには水芭蕉、5月下旬ごろから6月中旬に見ごろを迎える、120万本の日本スズランが、入笠湿原一面に一斉に咲き乱れます。
そして山頂では、残雪が美しい山々が360℃の大迫力のパノラマが広がり、澄んだ空気で鮮明に見えさらに美しさを際立たせてくれます。
夏は、約2000メートルの標高ということから、爽やかな風と空気にさらされ夏の暑さを忘れさせてくれるでしょう。夏も春に劣らず、150種類もの山野草が咲き乱れ、登山者の目を楽しませてくれます。
そして空気が冷え始める秋には、景色がクリアに見える季節です。紅葉した山々が錦秋に輝き、春や夏に見せてくれた景色とは一変して、黄金色とセピア色の世界を魅せてくれます。
さらに、八ヶ岳方面から登る朝日に照らされた雲海は、黄金色に輝き、誰もが息を呑むような美しさ!幻想的な世界へ引き込まれていくような、そんなひとときが味わえます。その雲海を見るための『プレミアム雲海ゴンドラ』が、9月から11月の間の期間限定で、AM5:30~運行(チケット販売はAM5:20~)しているようですよ!(※詳しい日程等についてはWEBにてご確認ください)
 
入笠山の周辺の見どころ
入笠湿原
入笠山の標高1,734メートルに位置する入笠湿原は、すり鉢状の形状で、木道が施され歩きやすく整備されています。
春から秋にかけてさまざまな花を楽しむことが出来、特に春には120万本の日本スズランの群生がとても見事で有名です。スズランの開花のピーク時は、湿原一帯に白い可憐な花と甘い香りで包まれます。
その他には、絶滅危惧種である釜無ホテイアツモリソウやイチヨウランの群生など貴重な山野草がみられます。

大阿原湿原
上記の、花々を楽しむ入笠湿原とは異なり、コケと清流が美しい湿原です。湿原としては老年時代に入っているため、他の湿原と比べて乾燥が進んでおり、植物も低木が中心となっています。低木はシラカンバやレンゲツツジ、ヤナギなどが繫茂し、草木類ではコケモモやく林宗、シダやスゲ類などが多く見られるようです。
体力に余力のある方は足を運んでみてもいいですね!

入笠牧場
標高1,655メートルにある入笠牧場は、305ヘクタールという広大な敷地面積で、6月から10月上旬ころまで牛が放牧されています。
牧場の高台からは視界が開ける場所があり、そこではドラマのロケ地として使われたことがあるようです。ロケ地は牧場内にあるため入ることはできませんが、道路上から眺めることはできるようですよ!こちらも体力に余力のある方は、ぜひ足を運んでみて下さいね!
 
入笠山にまつわる4つの伝説名所!
入笠山には、古くからいくつかの伝説が秘められているという名所があります。その代表的な名所は下記の4か所といわれています。
歴史に興味のある方は、入笠山の歴史の流れに思いを馳せてみるのも楽しみの一つになるかもしれませんよ!
・鐘打平(かねうちだいら)・・・戦国の銅鑼(どら)が鳴り響いた地
・御所平(ごしょだいら)・・・諏訪一族に守られた法成寺港の御所跡
・首切清水(くびきりしみず)・・・金奉行が賊に襲われた清水
・高座岩(こうざいわ)・・・日朝乗上人が座したと伝えられる岩
 
入笠山その他のアクティビティ
パラグライダー
入笠山に吹く穏やかな風は、パラグライダーの飛行や、飛行練習に適した環境です。そのため、パラグライダー飛行を経験できるアクティビティがあり、風に浮く浮遊体験が味わえる半日体験、そして山頂から飛び立ち、空の旅を楽しめるタンデムフライトを体験することが出来ますよ!

マウンテンバイク
入笠山には、国内最大級と言われているマウンテンバイクフィールドもあります。手ぶらで利用できるレンタルも充実しており、家族で気軽に体験できる初心者向けのコースが整備されています。もちろん、経験者には本格的なダウンヒルコースもありますよ!
 
入笠山へのアクセス
《 電車 》・・・JR富士見駅で下車 無料送迎バスにて約10分で到着
《 車 》・・・高速道路 中央自動車道 諏訪南ICで降りてから約7分で到着 (駐車場:無料/収容台数:2,000台)
住所:〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町冨士見6666-703
※カーナビを利用する際は「富士見パノラマリゾート」で検索してください。
※入笠山に関する各営業日や時間、ゴンドラ乗車料金等の詳細は、下記公式サイトの【2023グリーンシーズン営業案内】にてご確認ください。
 
おしまいに
入笠山は、ゴンドラを使って頂上の近くまで行けるため、気負わず気楽に行ける山です。そして何より愛犬と一緒に登山を楽しむことも出来るのが嬉しいですね!
頂上までの距離や時間は短くても、ちょっとした岩場があったり(不安な方は岩場を迂回できるルートがあります。)急な登りがあったりで『登山をした!』という満足感と達成感が味わえますよ!
【百聞は一見に如かず!】ぜひ今年のグリーンシーズンは、入笠山で多くの花々を楽しみ、そして絶景の大パノラマと美味しい空気を存分に吸って、山の贅沢を味わってみませんか?
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

バーベキュー、キャンプ初心者に送るWebメディア。キャンプやバーベキューの場所、用品やグッズ、レシピやメニュー情報、その他アウトドア情報を取り扱うWebメディアです。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント