続・今の技術でベストスコアを出す方法

Gridge(グリッジ)

【(c)イラストAC】

「いくら練習してもスコアが伸びない!」

そんな悩みはありませんか?

スイング技術が向上しても、なかなかスコアにつながりませんよね。

でも、ショットの技術は現状のまま、スコアを伸ばす方法はあります。

スコアメイクの方法を学び、プレースタイルを変えるのです。

スイングの改良ほど時間がかからず、即効性もあり、費用もかかりません。

時間のないアマチュアゴルファーがスコアを手っ取り早く伸ばす方法は、おそらくこれがベストです。

今回は、アマチュアとして全英オープンの予選出場経験を持つ久富章嗣氏の著書『球聖たちのゴルフレッスン』の中から、すぐに実践できるスコアメイクの方法について紹介します。

読んで実践すると大叩きが激減し、すぐに効果が現れますよ!

※リンク先は外部サイトの場合があります

パーオンではなくボギーオンを狙う

『球聖たちのゴルフレッスン』の著者・久富章嗣氏が提唱するのは、ボギーオンのゴルフです。

すべてのホールで、ボギーオン2パットのボギーを目指すのです。

その理由は、大叩きしないため。ダボやトリプルボギーを叩かなくなり、時にはパーを拾える可能性もあるからです。

アマチュアゴルファーがスコアを崩す一番の原因は、ダボ(ダブルボギー)やトリプルボギーの大叩きです。

そして大叩きしたホールを振り返ると、無理をしたショットが原因になっているケースがほとんどではないでしょうか。

たとえば、

・ドッグレッグのホールでショートカットを狙ってOBになった
・無理してグリーンを狙ったショットがガードバンカーに突き刺さった

など、自分の実力をわかっていない人ほどこのようなミスをしてしまいます。

著者の提唱するようにボギーオンを狙ってプレーすると、大きなミスがなくなるだけではなく、精神的にもとても安定します。

たとえば400ヤードと長めのミドルホール(パー4)でも、『200ヤード→150ヤード→50ヤード』でグリーンに乗せられますし、『150ヤード→150ヤード→100ヤード』でもいい訳です。

ティーショットが「150〜200ヤードで十分」だと思えれば、ずいぶん気持ちが楽になりませんか?

3打目でグリーンに乗せて楽々ボギー。アプローチが寄ればパーを拾えることもあります。

力みによる大きなミスが少なくなるので、ダボやトリプルなど、大叩きが激減します。

100切りや90切りを目指すプレーヤーならば、まずは「パーオン不要、ボギーオン狙い」のプレースタイルに転換しましょう。

ウェッジを使わずアイアンで寄せる

「グリーン周りからのアプローチショットは、いつもウェッジ!」

というような方にはぜひ参考にしてほしいのですが、アプローチにはアイアンを使うのが良いと、久富氏は言います。

“ウェッジ、特にサンドウェッジでは、アプローチでもスイングがある程度大きくなるので、トップしたらグリーンオーバーになるし、それを嫌がればザックリになりやすい。とても痛いミスになってしまう。アイアンならスイングが小さいからトップしてもケガがなく、強いて言えばトップで十分なわけです。”
(『球聖たちのゴルフレッスン―最強の名手が教える技術と思考』)

アイアンをアプローチに使うとき、『ヘッドを体の近くにセットし、ヒールを浮かせてトウの部分でパターのように』打ちます。

そうすることで大きなミスが起こりづらくなるため、安心して楽に打てるのです。

ウェッジと違ってリーディングエッジをボールの下に入れる必要がないので、「ザックリしたらどうしよう……」というような恐怖感は、ちっとも湧きません。

また状況によって、9番や8番のショートアイアンを使うのではなく、6番や5番、時にはユーティリティも使えると言います。

“ユーティリティはパターと同じくらいのソール幅がありますから、ザックリが起こりにくいですね。そして、ウッドに比べてロフトがありますから、ライが悪くても使いやすいのです。しかもウッドと比べて短いので構えやすい。”
(『球聖たちのゴルフレッスン―最強の名手が教える技術と思考』)

アプローチにロフトが立ったクラブを使えば、ザックリやトップによる大きなミスの可能性はほとんどありません。

逆に、小さい振り幅で済む分出球のバラつきが少なくなるので、練習すればチップインの可能性も高くなります。

練習の仕方を改める

著者が勧める練習方法は、ドライバーでのコントロールショットです。

多くのアマチュアが行っている、強振でのショット練習ではありません。

やり方はシンプルです。

初めは足を揃えて50ヤード先のターゲットを狙うことから始め、狙い通りに安定して打てるようになったら、少しずつ距離を伸ばしていくのです。

最初は難しいですが徐々に慣れ、ボールをコントロールする感覚がつかめてきます。

そうすると、実際のコースで150〜200ヤード先の地点に、ドライバーで狙い通りに打つことは難しくなくなります。

OBとも無縁になりますから、大叩きがなくなるのです。

このように、コースで使えるスイングが身につけることが何より大切だそうです。

フルショットばかりの練習では、いつまでたっても安定したボールを打てるようにはなりません。

まとめ

久富氏のレッスンは、100切り、90切りできない人にとくにオススメです。

難しいスイングメカニズム抜きの内容なので、すぐに実践しやすいのです。

スイング改良よりもプレースタイルを見直すことのほうが、即スコアにつながりますし、時間・費用もかかりません。

いま100切りを目指す方なら、久富氏のレッスンを実践すれば85を切るくらいすぐに達成できると思います。
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著者プロフィール

『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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