連載:今年はオリと共に「特別な夏」

「心臓がもたん」タオルに捕手防具型リュックも 担当者が語るオリックスのユニークグッズ誕生秘話

ライトハウス

他球団のファンも羨むグッズをつくりたい!

――変わったグッズといえば、キャッチャーのプロテクターをモチーフにしたリュックやエルボーガードのチケットホルダーなどは秀逸だと思います。

粟屋 あのグッズは元々メーカーさんからご提案いただいて、「これ面白い」となって進んでいきました。ただ、お客様がどういう反応をするかはまったくわからなかったので、ちょっと不安なところもありましたが、いざSNSで告知をさせてもらうと、すごく反応が良くて。選手に協力していただいて告知をしたことで、余計に反応が広がって、実際に売れましたし、面白い商材だったと思います。

仁藤 選手の反応もすごく良くてノリノリで撮影に協力してくれました。頓宮裕真選手は撮影したサンプルを買い取って、プライベートでも使っていて、今はあのバッグで球場入りしています。遠征先にも持って行っていて、周りの選手も面白がって写真を撮ってインスタにあげたりしているので、すごく良い広告塔になってくれています。

キャッチャーのプロテクターをモチーフにしたリュック 【オリックス・バファローズ】

エルボーガード型のチケットホルダー 【オリックス・バファローズ】

――宣伝効果抜群ですね。

仁藤 プロテクターのグッズはなかなか攻めたなと思いましたけど、意外ともっと攻めてもいいのかなと思いました。

――毎年たくさんのグッズが発売される夏の陣のグッズについてもお聞きします。限定のユニフォームが決定してから、グッズは考えていくのですか?

竹内 ユニフォームのデザイン自体は事業企画部で考えていまして、それをグッズ化するのが我々の仕事です。夏の陣のグッズ自体は初期からやっていますが、ここまで数が増えたのは最近です。

――アイディアはどういった形で考えられるのですか?

粟屋 やっぱりイベントものになるので応援グッズを中心にラインナップはしています。フェイスタオルはもちろんですけど、チケットホルダーだったり、フラッグだったり、そういったものを中心にラインナップしています。

竹内 一番はその年のユニフォームのデザインに合ったアイテムを考えます。デザインによってターゲットが変わってくる部分もあると思います。購入される方は男性のお客様が多くなりそうとか、女性に好まれそうとか、そういう部分もあると思うので、ターゲットを明確にしてアイテムを選びます。あるいはマスクなんかは、この時勢に合ったものというところで出てきたアイディアですし、他にはいろいろなところで流行っているものをピックアップして、それをバファローズにも落とし込んでグッズ化しています。

――夏の陣のユニフォームやグッズには、選手からはどんな反応がありますか?

仁藤 夏の陣は2010年からやっていて、すごく定着したイベントで選手たちも毎年ユニフォームを楽しみにしているので、「早くこのユニフォームを着たい」といった声も聞こえてきます。今年は11試合あるので、特別ユニフォームを着る機会も多いですよね。試合数が少ないと先発投手は登板がない場合もありますが、今年みたいに試合数が多いと着る機会も多いと思うので、その辺も選手も嬉しいと思います。

――年々、新しいグッズへの期待が大きくなっていると思いますが、考える側としてはやり甲斐も大きいのでは?

粟屋 プレッシャーももちろんありますけど、グッズを買っていただくことによってお客様に楽しんでいただけることが一番です。イベントを盛り上げることもそうですし、選手の後押しになるようなグッズをつくりたいと思って日々仕事をしているので、そこはやり甲斐なのかなと思います。

――今後やっていきたいことや目標はありますか?

竹内 私個人としては、他球団のファンの方に羨ましく思ってもらえるようなグッズをつくっていきたいなと思っています。

粟屋 私もそこは一緒です。SNSで「オリックス グッズ」と検索することが多くて、「オリックスのグッズいいよね」という声もいただいていますし、逆に「もっとこうしてほしい」という意見もあります。ファンの方の声を取り入れていこうと思って日々SNSはチェックしています。

仁藤 キャッチフレーズタオルとかもすごく秀逸で、他球団にはないようなフレーズを使っているのが良いですよね。選手の意見も取り入れながら、より選手の個性を出せる、選手色の強いものを今後はもっと出していけたらいいなと思います。

――選手の協力があるというのもバファローズの強みですね。

仁藤 とくにラオウなんかはノリノリでやってくれて、成績も上がってきて、かなりハマった感があります。そういったバズるグッズというか、話題になるグッズを今後も選手たちと一緒につくっていきたいです。

2/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント