ドライバーは、フィニッシュが決まればナイスショット!

Gridge(グリッジ)

【(c)unsplash】

「終わりよければ、すべてよし」という言葉はゴルフスイングにも言えます。

フィニッシュの形が決まっていれば、たいてい結果はナイスショットです。

ところが、ボールになんとか上手く当てたいという気持ちが強いと、中途半端なフィニッシュになってしまいますよね。

ボールのあった場所までクラブヘッドが回っているか?

フィニッシュが取れずに、スイングを途中でやめてしまっている人って多くないですか? クラブヘッドをボールに当てて終わりというスイングです。

ダウンスイングで力を使い果たし、本来ならヘッドスピードが加速しながらインパクトを迎えなければいけないのに、加速が終わった状態でインパクトを迎えることになります。

これではエネルギーを有効に使えていないので、なんとももったいないスイングと言えます。

これを防ぐには、どこがフィニッシュか、どこまでスイングすべきかを知ることです。

これにより、動きがダイナミックになります。

ドローやフェードの球筋によってフィニッシュのクラブの収まり方は異なりますが、共通して言えるのは、スイングを上から見て、最低限ボールのあった位置までクラブヘッドが回っていることです。

自分の体を上から見て、時計板に当てはめ、飛球線方向を9時とすると、ボールのあった位置は11時〜12時です。

プロたちのフィニッシュを見ると、必ずボールのあった位置どころか、それ以上回っています。

アマチュアでも少なくともボールのあった位置(11時〜12時)までは回したいものです。

クラブが体に巻き付く感覚

あるプロは「右足太ももの前までクラブヘッドが回ってくるように」とアドバイスしています。

別のプロは「調子がいい時は、クラブ(シャフト)が体に巻きつく感覚がある」とも言っています。

フィニッシュのポーズを確認してから、スイングを逆戻りさせてトップへ、そこからスイングをして確認したフィニッシュの位置へもっていけるか、という練習も効果的です。

ボールの位置までクラブヘッドが回ってきてこそ、正しいボディターンでスイングしたことになるのです。

3秒間静止できるようにする

フィニッシュというと打ち終わった後のポーズととらえがちですが、インパクトを映し出すものだとも言えます。

そこでフィニッシュで3秒間静止できるようにスイングをしてみましょう。

バランスを崩すようであれば、スイングのテンポをスローにしてみます。

その場合、どこまで飛んだのかは気にしないでください。

飛距離にこだわっているうちは、フィニッシュが決まってこないからです。

テンポをスローにして、フィニッシュが取れるようになったら、徐々に全体のスピードを上げていきます。

これは自分の制限速度を知るための練習なのです。

力でクラブを振り回しているうちは、所詮出たとこ勝負のスイングで、いつまで経ってもミスショットを繰り返すことになりますよ。

きれいなフィニッシュが取れる最大限のスピードを覚えておいてください。それが、ナイスショットの確率が高い自身最速のヘッドスピードになります。
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