プレミアリーグ第37節、熾烈なタイトルレースをリヴァプールと繰り広げているマンチェスター・シティは、リーグ優勝を確実にするためにも勝利が必要な試合でウェストハムと対戦した。

　しかし試合は大方の予想を裏切り、首位のシティらしからぬスロースタートを見せる。前半24分、パブロ・フォルナルスのループボールに反応したボーウェンがエデルソンをかわして、ウェストハムが先制に成功する。さらに前半終了間際にもボーウェンに追加点を決められ、まさかの2点ビハインドを背負った形で前半を折り返す。

　シティはなかなかギアが上がらなかった前半に比べ、後半はいつものリズムを徐々に取り戻していき反撃に出る。後半開始から4分、グリーリッシュがボレーで叩き込み1点を返すと、69分にマフレズのフリーキックがウェストハムのコーファルの頭にあたり、これが運よくゴールに吸い込まれて同点に追い付くことに成功する。

　流れは完全にシティに傾いている中で、試合終盤の85分にはシティがPKを獲得。この千載一遇のチャンスで、キッカーのマフレズのシュートは相手ゴールキーパーのファビアンスキに止められてしまい逆転とはならず。それでも2点を追いついたシティがアウェイで勝ち点1をもぎ取りタイトルの行方は最終節の結果に委ねられることになった。

ゴール
1-0 ウェストハム：ボーウェン（24分）
2-0 ウェストハム：ボーウェン（45分）
2-1 シティ：グリーリッシュ（49分）
2-2 シティ：OG（69分）