<国内男子ゴルフ>淡々と単独首位。比嘉一貴が大風の「68」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【ツアー3勝にらんでます©JGTOimages】

■日本最古のオープン競技「第87回 関西オープンゴルフ選手権競技」4月14日ー17日
よみうりカントリークラブ(兵庫県)/ 7180yard・par71 ▼ 16(大会3日目)

1イーグル、6バーディ、5ボギーの「68」。にぎやかなスコアカードが悩ましいコンディションを物語る。

この日、アンダーパーで回ったのはわずか7人。大風の中で、惑いながらもベストスコアの3アンダーをマークした。ツアー3勝目を狙う比嘉一貴(ひが・かずき)が通算13アンダーで、単独首位に立った。

先週の空き週は、免許の更新をかねて沖縄県に帰省。大学同期の植竹と、地元で風のゴルフを重ねてきたが、「一辺倒ならいい。でも今日はくるくる回る、ホールによって向きが変わる、基本風(きほんかぜ=北)とは真逆が吹く」と、得意の低弾道ショットも翻弄された。

加えて、「今日は風の予報だったのに、ピン位置が傾斜にあって、やるな、と。この位置に切るか、と。難しかった」と、必死の攻防戦。

【©JGTOimages】

2番から3連続ボギーを叩いた。
その後も出入りの激しいゴルフとなったが「風の読み違いとか、流されたりしただとか。タイミングでそういう結果になっただけ。ミスショットをしたわけではない」と、カリカリすることもなかった。

「前半でイーブンに戻せればスコアが出る後半で取り戻せる。そういうところにモチベーションを置き換えうまくやれた」と、にらんだ通りに終盤の16番では84ヤードの第3打を59度でチップインイーグル。
2位を2打差で引き離して上がってきた。

最終日最終組で回る星野陸也は連覇を狙う。
「リクヤは爆発力がありますし、小技もうまい。気が引き締まります」。
またアマの蟬川(せみかわ)さんは、東北福祉大の5つ後輩。
「一緒にプレーしたことはないですが、非常に飛距離が出ると聞いています。今日は難しい状況で、明日も(優勝を)狙える位置にいて、粘りもある」と、まだ見ぬ敵を冷静に分析。
「このコースで2打のリードは1ホールでなくなります」と、楽観しない。
「いつもどおり、明日も気負わずやれればいい」。
淡々と最終日を迎える。
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