【WE INTERVIEW #02】〜上尾野辺めぐみ選手(アルビレックス新潟レディース)〜
【ⒸALBIREX NIIGATA LADIES】
本企画『WE INTERVIEW』では、Yogibo WEリーグで活躍する選手1名にスポットを当て、キャリアを振り返りながらその人柄にも触れていきます。
3月5日のシーズン再開に向けて、期間限定で毎週月曜〜金曜の朝更新!
ゴールに向かう強引さを呼び起こす
ーー新潟一筋、今年で16年目のシーズンです。
そうなんですよ、なんと。いつの間にか気づいたら16年目に入っていました(笑)
ーーチームを牽引するポジションで走り続けてきましたが、やはりいろいろな変化がありましたか?
自分が引っ張っていくんだという風に思っていた時期もありますが、今はどちらかというと周りを生かしたいです。若い選手が多いので、どうのびのびプレーさせてあげられるか。ここ2、3年・・・30歳を過ぎて落ち着いたというか、そういう視点を持てるようになりました。
ーーそれでも重要な局面を作ったり、前線のキーになるところは、譲らずに走り続けてる上尾野辺さんのプレーポリシーは何でしょう?
自分のところだけは絶対に取られない!絶対自分のところだけでは奪われたくないんです。だからでしょうか、失ったときに奪い返しにいくプレーだけは素早いねと、いつも周りから言われます(笑)
ーー先ほど30歳を過ぎて視点が変わったという話をされましたが、その辺りから研ぎ澄まされたプレーをするようになったように感じます。
前は自分本位のパスが多かったかもしれません。誰かが走っているからではなく、「ここ行けそうだ!」だから出す。今は「あそこに走ってるからこういうボールの質かな」と考えます。経験を積んで周りが見えるようになったから安定したパスを出せるようになったのかもしれません。
ーーどんどんご自身の可能性が広がって行っているように見えます。
どうでしょう?結構いっぱいいっぱいなんですよ(笑)。味方を生かしたいと思うがために自分が強引にシュートへ行かなくなってしまった部分もありますし、時には強引さも必要だと感じてます。今年はそういうところを意識しないといけないし、結果として自分の得点数も増やしていきたいです。
ーーみなさんに伺っている質問をさせてください。「今年の私は〇〇が違う!」上尾野辺さんに当てはまるものは?
今年の私は得点にこだわります!昨シーズンまでは、アシストも含めて得点に関わりたいという感じだったんです。でも今年は自分の得点にもこだわりたい。もちろんほかの選手へのアシストもしなきゃいけないですけど、自分でゴールをこじ開ける強引さも出していきたいですね。
ーー「WEリーグ一番の〇〇になる!」では?
WEリーグで一番の来場者数を獲得する!イベントがなかなか出来ない状況が続いていますが、試合で楽しんでもらうことが一番。見ていて楽しいプレーに加えて、結果を出せば出すほど見に来てくれる人は増えると思うんです。今どんどん人数をかけて前にいくプレーに取り組んでいて、推進力というか、ゴール前に向かっていく迫力というのは出していきたいです。
ーー昨シーズンの自粛期間中に新たな能力を発見!とかありましたか?
能力というか・・・むしろ料理の腕がひどいことを再確認しました(苦笑)
ーーとなると作らなくなってしまう・・・?
いや、作りましたよ、自分でしっかり。だいたい一週間一緒のメニューでした(笑)。人様には絶対出せません!が、自分が食べるのであればOKでしょう!
ーーいろいろレシピを調べるんですか?
当然調べるんですよ。でも結果が異なるんです。
ーーもしかしてですけど、大さじ2とあっても足しちゃう派ですか?
あ!合ってんの?って思って足しちゃうことはありますね。
ーー原因はそれですね。一番上尾野辺さんを表すエピソードだったかもしれません(笑)。では最後にファン・サポーターの方にメッセージをお願いします。
いつもたくさんの応援ありがとうございます。今シーズンもすごく難しい状況の中ではありますが、WEリーグという舞台で、たくさんの観客の前でプレーが出来たら私たちも心強いですし、力になります。ぜひ会場に足を運んでいただき、応援していただきたいと思います!
【ⒸALBIREX NIIGATA LADIES】
上尾野辺めぐみ(かみおのべ めぐみ)
1986年3月15日生まれ、神奈川県出身
MF、背番号10
原FC → 林間SCレモンズ → 大和シルフィード → 武蔵丘短期大学シエンシア → アルビレックス新潟レディース
※この記事は、WEリーグ公式Webサイト『WE LEAGUE.jp』にて2021年4月23日に掲載した内容を転載しています。
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